販売開始時期:2000年2月 販売元:フルタ 原型製作:松村しのぶ カプセルカラー:青
弾としては48種という大量のラインナップ。実際は前半の24種は第2弾に「予告」として混入され、後に正式に第3弾全48種として発売されました。前半の魚類は片側に付ける土台が付属しましたが、フィギュアを見られる方向が決まってしまうため、後半の24種の魚類はいつもの土台に変更されています。工場の技術力もかなり高まっており、第1弾とは比べ物にならない出来のものも多いです。
2000年4月には第1弾~第3弾の全92種+シークレット3種を混入させた総集編が発売され、ブームを加速させます。夏場はチョコが溶けるため販売を休止。ここまでがチョコエッグ日本の動物前半戦と言われています。
過去弾:日本の動物コレクション1、日本の動物コレクション2 次弾:日本の動物コレクション4
049. アカメ |
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西日本の太平洋岸だけに生息する大型の肉食魚。 大きさを表現するためにあえて小さめに顔を作ったとのこと。見られる方向が決まってしまう台座の付け方。 |
050. スッポン |
柔らかい甲羅をもつカメ。首を長く伸ばした若い固体。首の模様と甲羅の斑点は色見本と比べて若干省略。 |
051. タツノオトシゴ |
尻尾を珊瑚に絡ませることで、生態を表現しつつ、自立させています |
052. アオウミウシ |
ほぼ実寸大で再現されたウミウシ。なめくじっぽさからフルタ側も最初は難色を示したようですが強行突破。 |
053. アマミノクロウサギ |
奄美大島に生息する日本固有種で原始的な特徴を残しているウサギ。目が赤いのは工場側の謎判断。 |
054. アユ |
日本を代表する淡水魚。緑が濃すぎたため、クラシック版は色見本に近いカラーに修正。 |
055. オオハクチョウ |
若干片足が見えている点に注目。翼の紫色は色見本のスミイレがディフォルメされたもの。 |
056. オニイトマキエイ |
マンタとも呼ばれるエイの仲間。下半身が退化した尻尾は限界まで薄く表現されています。 |
057. カヤネズミ |
稲が密生した場所に棲む世界で最も小さな哺乳類のひとつ。特徴である長い尾も自然に表現されています。 |
058. トド |
日本には北海道沿岸域に回遊してくる。原型の皮膚の質感はさすがに再現できず。 |
059. クマゲラ |
大型のキツツキ。絶滅したキタタキと混同してしまい、尖った頭頂部にしてしまったとのこと。風でなびいているという設定で見ましょう。 |
060. ジンベエザメ |
今後何度も海洋堂から立体化されるジンベエザメ。このときから体のラインなどとてもよく出来ています。 |
061. イノシシ(仔) |
ウリ坊とも呼ばれるイノシシの仔。明るい体色と模様は子供のうちだけ。残念ながら模様は簡略化。 |
062. ヤマセミ |
冠羽の表現に松村氏のこだわりがあります。斑点が青い初期版も存在するようです。 |
063. アナグマ |
ずんぐりした体形のイタチの仲間。平たく見える姿勢が面白い。 |
064. マガモ |
水鳥であることを強調するために、オレンジ色が美しい脚は見せなかったそうです。製品版は翼の先端の紫色を塗り忘れてしまっています。 |
065. セミクジラ |
湾曲した下あごや頭のこぶが特徴のヒゲクジラ。フジツボも表現されています。 |
066. ヌートリア |
水棲のヤマアラシで、戦時に日本に持ち込まれた帰化動物。顔が若干角ばってしまったが良くできています。 |
067. ミヤコタナゴ |
関東地方の一部に生息する天然記念物。明るいオレンジ色がきれいですが、原型とはまったく違った塗装になっています。まだ工場がグラデーションが苦手だったようです。 |
068. シマヘビ |
日本固有種で日本中に生息するヘビ。細かい目の塗りもしっかりされています。分割もうまくされています。 |
069. ハヤブサ |
太めに見える胴体は筋肉の塊。ワシタカ類では最速で飛べる。原型を忠実に再現。 |
070. ゲンゴロウ |
触覚や吸盤の先の爪は意図的に省略。いかにも速く泳ぐというイメージを優先した造形。 |
071. メグロ |
小笠原諸島にのみ生息する鳥。グラデーションをあきらめ、塗り分けにすることで美しい体色を表現。 |
072. ヤエヤマツダナナフシ |
西表島に生息する大型のナナフシ。前脚をぴったりくっつけることで擬態化しています。塗装は色見本とまったく違ってしまいました。 |
2ページ目へ続く。 |