海洋堂 アニマテイルズ

 海洋堂プロデュースの動物フィギュアシリーズ。食玩やカプセルフィギュアで展開されました。原型製作はすべて松村しのぶさん。
かつての食玩ブームの火付け役となったフルタの「チョコエッグ」から始まり、フルタと海洋堂が契約を解消した後はタカラから「チョコQ」としてシリーズは継続しました。チョコエッグ初期には松村氏はリアルさより"らしさ"をと言っていたのですが、シリーズを経るごとに工場側の技術も向上し、リアルさは増す一方。シリーズは食玩で日本の動物11まで発売された後、「カプセルQミュージアム」からガチャとなって復活しました。

チョコエッグ 日本の動物・ペット動物シリーズ

日本の動物1 日本の動物2 日本の動物3 日本の動物4 日本の動物5
ペット動物1 ペット動物2 チョコエッグクラシック ヒメネズミ  
チョコエッガー 日本チョコエッグ動物大百科 チョコエッグ百科BOX チョコエッグ百科BOX2  
    
1999年9月~
フルタ製菓より発売。卵型のチョコレートの中にカプセルが入っていて、その中にフィギュアと解説書が入っていました。
初期はまだ大量生産のノウハウがなかったために、作りこみの甘い部分もあります。
松村さんは「リアルさを追求しているのではなく、"らしさ"を求めている。正確さより、ポイントがうまく表現できているかを見て欲しい」とのことでした(日本チョコエッグ大百科より)。
2015年ごろになぜか「アニマルパレード」などの名前で100円のガチャガチャに入って売っていました。

週刊日本の天然記念物 動物編 立体動物模型

週天
2002年6月~
週刊誌の付録となったもの。
カプセルサイズという制約がはずされ、サイズはチョコエッグシリーズのものよりも大きめになっています。
手のひらサイズのフィギュアで松村さんの造形力が最も生かされているシリーズだと思います。発売はチョコQよりも前なので「アニマテイルズ」シリーズの記載はありませんが、海洋堂の公式図録「海洋堂レゾネ」や展示会ではアニマテイルズに分類されていましたので、こちらにカテゴライズしました。

わがままな天然列島

わが天スターターパック 孤島の爪牙 わが天大海原の群雄
2002年7月~
日本の動物シリーズの画像を使用したトレーディングカードゲーム。出来がすごく良いのに海洋堂ミュージアムや展示会、関連書籍でもハブられがちなのがすごくもったいない。
フィギュアはチョコエッグシリーズで展開されたフィギュアたちのディテールアップ版。
タイミング的にはチョコエッグ→チョコQへの変わり目に販売されました。
「大地の動物シリーズ」
スターターデッキ・・・クリア素材のフィギュアが付属
ブースターパック1(孤高の覇者)・・・フィギュアなし
ブースターパック2(孤島の爪牙)・・・塗装済みフィギュア1体付属
「水天の動物シリーズ」
スターターデッキ・・・フィギュアなし
ブースターパック・・・塗装済みフィギュア1体付属

チョコQ 日本の動物・ペット動物シリーズ

日本の動物6 日本の動物7 日本の動物8 日本の動物9 日本の動物10
日本の動物11 チョコQスペシャルエディション アメリカザリガニ高島屋版   
チョコQペット動物3 チョコQペット動物4 チョコQペット動物5 チョコQどうぶつ奇想天外!  
チョコQ百科 チョコQ学年誌付録
チョコQザ・食玩マガジン  
2002年9月~
日本の動物6、ペット動物3はもともとチョコエッグで発売される予定でしたが、海洋堂とフルタが決別してしまったためチョコエッグでの販売を断念。以降はタカラからこれまでと同様の卵型チョコレートに入ってシリーズが再開されました。
このころのシリーズの出来は食玩とは思えない出来で、現在では実現不可能と言えます。
今度はタカラがトミーと合併することになり、アニマテイルズシリーズは一旦仕切りなおされることになりました。

カプセルQミュージアム 日本の動物シリーズ

日本の動物I 日本の動物II 日本の動物III 日本の動物IV 日本の動物V
日本の動物VI 日本の動物VII 日本の動物VIII 日本の動物EX  
2013年1月~
日本の動物シリーズがガチャで再開。シリーズがリセットされたかのようですが、アラビア数字からローマ数字にすることで差別化をしています。出来栄えはシリーズによってまちまちでしたが、コンスタントに発売されました。
本シリーズを持って日本の動物シリーズは終了したと思われます(明言はされていない)。

その他関連フィギュア

ソフビキットニホンザル 琵琶湖ネイチャーミュージアム 砂浜美術館ニタリクジラ microANIMAL
アニマテイルズの原型使用したフィギュアたち。
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