2019/07/23
夏休み2019⑤丹波地域恐竜化石フィールドミュージアム

夏休み最終日、当初は高知→名古屋の移動日で終わるつもりでしたが、せっかくなので西日本でまだ行っていないところへ。

というわけで、今回は丹波竜ことタンバティタニス発見の地、丹波市へ行ってきました。

タンバティタニスのフィギュアとしては、恐竜発掘記日本の恐竜にラインナップされていたものを持っていますね。


前日に神戸に宿泊、神戸から車で90分、まずは丹波竜化石工房ちーたんの館へ。
もう、外観の時点でわくわくです。
ちーたんってなんだろうと前から思っていましたが、
「ち」  地層・いのち
「-」  永遠・つながり・未来
「たん」 丹波・誕生・まごころ
だそうです。
タンバティタニスの頭骨を被ることができます。発見されていないので、近縁種からの復元。
眼をひくのはやはりタンバティタニスの全身骨格。竜脚類の全身骨格はやっぱりいいですね。
壁にはクリーニングが完了した部位をウォールマウントで展示しています。

その下には実物がいくつか展示されていましたが、残念ながら撮影禁止。

その他の全身骨格をバシバシ上げていきましょう。
1フロアの大きくはない博物館ですが、自然史博物館の恐竜エリアだけ切り取ったような、贅沢なスポット。
恐竜専門の博物館ってそういえば初めてかもしれません(福井は行ったはずだが昔過ぎて記憶にない)。
丹波竜の発掘現場の再現。
キッズが途中で諦めたパズル。

復元模型は本サイトおなじみの荒木一成先生制作のもの(手前)と、古生物復元造形作家の徳川広和さん制作のもの(奥)があります。
作成年代がちがうため、フォルムも違うのです。
研究が進むごとに、復元が変わるのも恐竜の面白いところ。
荒木先生のは2007年版、徳川さんのは2013年版、今後の改修に備えて、頭が外せるようになっています。

徳川さん制作の復元模型として、ティラノサウルス類の復元模型もありましたが、残念ながら撮影禁止ゾーンに展示してありました。徳川さんのサイトで見えます→篠山層群産ティラノサウルス

タンバティタニス2007(荒木先生のブログ)、タンバティタニス(徳川さんのサイト)
化石クリーニングエリアには徳川さんのトリケラトプスもあります。
海洋堂フィギュアミュージアム黒壁制作のジオラマもありました。
使用されているのは海洋堂フィギュアではなく、徳川さん原型制作のフェバリット製フィギュア。
小田隆さんの絵もあります。
特別展は「恐竜のタマゴの秘密」
目玉展示、抱卵スタイルのシチパチ。
トリケラトプスのロボットもいました。
徳川さんのフィギュアと、小田さんのクリアファイルを購入。お土産としては最強クラスです。

この「ちーたんの館」のほかにも恐竜化石関連施設があり、それらの総称で「丹波地域恐竜化石フィールドミュージアム」なのです。

続いては車で20分ほどのタンバティタニス発掘地の「元気村かみくげ」へ。
恐竜公園を横目に、駐車場へ。
土日は売店が開いているのでしょう。
自販機のラッピングがかっこいい。
化石発掘体験も出来るみたいです。
歩いて発掘現場へ向かいます。道がきれいに整備されていました。
発掘地は川岸で、道路側には産状スタイルでレプリカが置いてあります。
コチラが発掘地。掘り出された場所には可愛らしいイラストが描いてありました。
川ばかり見る旅行だなぁ。

駐車場へ戻り、恐竜公園へ。
実物大復元模型と、クールな滑り台。いい天気だなぁ・・・。
やけに出来のいい模型たち。

さらにそこから車で15分、太古の生きもの館へ。
ここでは、篠山層で発掘された化石たちのクリーニング作業を行っているそうです。
発掘された実物化石や、復元骨格が展示してあります。

注目すべきは復元模型のエリア。
徳川さんのデイノニコサウルス類(徳川さんのサイト
ササヤマミロスも徳川さん。可愛い。
となりのトカゲは製作者不明
アーケオケラトプスは荒木先生。

以上、丹波地域恐竜化石フィールドミュージアムでした。

そして4日間の旅行も終わりです。
天気予報でげんなりして始まり、土砂降りや増水、休館など試練の多い旅でしたが、やっぱり行ってよかった。
車旅は荷物のことを考え無くてもよいのがめちゃくちゃ楽ですね。

しかも、今までは交通の便を気にしなければならないようなマイナースポットにも、気軽に行けるのが利点ですね。
費用を考えたら公共交通機関のほうが良いかもしれませんが、それはそれ。
ちなみに4日間の移動距離は1,400キロ。お疲れマイカー。

今後もまだいったことのない場所や、マイナースポットを攻めたいと思います。

来年は仁淀ブルー見るぞ!
inserted by FC2 system