【カプセルQミュージアム 恐竜発掘記7 恐竜造形最前線 The cutting edge of Dinosaur modeling】

■概要
販売開始:2018年12月 販売元:海洋堂 価格:400円 造形総指揮:松村しのぶ
恐竜発掘記も もう7弾。前弾と同じく、原型は過去のものを流用しているようですが、「造形最前線」の名のとおり、最新の学説に基づいて修正されているようです。
もしかしたら今後もこのように過去シリーズからの流用がメインになるのでしょうか?
自分は「アリ」だと思います。単なる復刻ではないですし、自分のように過去作を思い出す人もいれば、このシリーズを通してかつての傑作を知る方もいるかもしれません。製品の一つ一つを、原型師の作品ととらえている海洋堂だからこそできる商品展開の仕方と言えるでしょう。
ただし、海洋堂としては過去作の流用であることは明記しない方針であるようなので、どこが最新の学説で、どう作品から変わっているのかを本ページでは見ていきましょう。

■次回作
恐竜発掘記8 恐竜造形大博覧会

イグアノドン
原型制作:菅谷 中
前肢の指に、特殊な関節があることから、通常時は4足歩行していたというのが最新の学説。
フィギュアもそれをもとに、ベースを取り払って4足歩行に。
造形のディテールもかなり細かくなっているように感じます。

オリジナルはダイノテイルズ6
ボレアロペルタ
原型制作:菅谷 中
今回の目玉商品と言えるでしょう。2017年に見つかった、かなり保存状態のよい化石を元に、頭部や装甲が修正されています。
小学生の頃に購入していた製品がこのように復活すると、なかなか感慨深いですね。
これを見ると、あの化石のフィギュアも欲しくなるところ。

オリジナルはダイノテイルズ2
タルボサウルス
原型制作:山本聖士

ティラノサウルスに近縁でおなじみのモンゴル産獣脚類。最近の展示会ではティラノサウルスの仲間は北アメリカからアジアへと渡り歩いたという学説をよく見ます。
原型に大きな変更は無いように見えますが、胴体と一体化していた前肢が独立しています。

オリジナルはダイノテイルズ4
カルノタウルス
原型制作:菅谷 中
もはや別物となったカルノタウルス。それもそのはず、尾と膝下の化石は見つかっていないのです。当初はすらりとした体格として認知されていましたが、同類の研究が進むにつれて、このようなプロポーションが妥当であるという説が出回り始めたようです。

オリジナルはダイノテイルズ5
ケツァルコアトルス
原型制作:菅谷 中
かつては最大の翼竜とされていましたが、他の巨大種の発見により現在では最大「級」とされています。本当にキリンほどのサイズの翼竜が飛べたのか?という話題もよく目にします。トサカの形は現在もよくわかっていないようで、フィギュアも変更されています。


オリジナルはダイノテイルズ6
解説書
ついに、解説の復活です。先月発売の仏像大全5のミニブックが大きくなっていたので、もしやと思いましたが、実現しました。「ミュージアム」の復活です。
miniQ版パッケージ
トレーディングフィギュアとしてリブートした「miniQ」の、最初にリリースされた3つのうちのひとつでした。
このときは解説書がまだ入っていませんでした。
ラインナップ
イグアノドン
ボレアロペルタ
タルボサウルス
カルノタウルス
ケツァルコアトルス
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