恐竜模型図鑑 海洋堂C.C.ザウルス
DINOTALES-5

■概要
販売開始:2004年7月 造形企画制作:海洋堂 造形総指揮:松村しのぶ 塗装計画:古田悟郎
2003年7月のチョコラザウルス第4弾から1年、ついにDINOTALESが復活しました。
実は4弾発売前に雑誌「レプリカント」の記事で、古田さんの写真にカルノタウルスが写りこんでおり(2ちゃんより)、「チョコラザウルス第5弾」の噂があったようです。結局、2004年冬のワンフェスで「DINOTALES-5 ドリンクキャンペーン」として発表されました。どうやらしばらくは「C.C.レモン」に付属することは公開されておらず、それよりも先に「驚異の恐竜博2004」の公式フィギュアが公開されました。
当時炭酸が飲めませんでしたが、これのおかげで飲めるようになりました。

■仕様発表
5月下旬にC.C.レモンに付属すること、カラーリングがどちらのパターンかパッケージで選べることなどの仕様が発表。この「C.C.ザウルス」というネーミングに困惑する声もありました。

■ローカルなアソート偏り
ドリンク1箱についてくるセットを買ってもそろうわけではなく(そもそも1箱で12個)、厚紙で覆われているためサーチも不可でなかなかコレクターを(というか自分も)困らせたシリーズ。しかも、どうやら生産の都合上、同じ店舗からは同じものが出やすいらしく、HLTにも「1カートン買ってもそろわない可能性がある」旨の張り紙があったとか。(ちなみに自分はコエロフィシスとパキケファロサウルスが死ぬほど出ました。)

■過去シリーズとのつながり
ラインナップはこれまでにダイノテイルズシリーズに登場した恐竜もリニューアルして再登場。解説書等には新たに番号が01から振られていますが、台座裏などにはこれまでのダイノテイルズシリーズとしての番号も刻まれており、これは後に発売される6弾や7弾にも継続されます。今回の原型製作は菅谷さんと山本さんの2名のみです。

■次回作
恐竜模型図鑑 ダイノテイルズ6

087. ティラノサウルス (A/B)
A
B
原型製作:山本聖士

ティラノサウルスが再びラインナップ。アニマテイルズのように「ティラノサウルス(II)」ではありません。今回は咆哮ポーズ。荒木氏の作品を参考にしているそうです。ダイノテイルズシリーズのティラノサウルス3種のうち、一番気に入っています。
088. トリケラトプス (A/B)
A
B
原型製作:山本聖士

トリケラトプスも再びラインナップ。角竜の仲間は北米で一気に増え、トリケラトプスはその最後に出現したようです。今回はすらっとしています。
089. スピノサウルス (A/B)
A
B
原型製作:山本聖士

白亜紀に生息した魚食性の恐竜。トゲや爪がとてもよく出来ています。最新の研究で四足歩行に特化した復元が発表され、3弾のティラノサウルスに次いで二つ目の旧復元モデルとなってしまいました。
090. プラテオサウルス (A/B)
A
B
原型製作:山本聖士

三畳紀に生息した古竜脚類。かつては竜脚類の祖先と考えられていましたが、4本指の脚や発達したあごなど竜脚類と異なる特徴が見つかったためその説は否定されました。これは高いところの葉を食べるポーズ。
091. カルノタウルス (A/B)
A
B
原型製作:菅谷 中

白亜紀に生息。角や皮膚のスパイクやイボなどがあったことが化石から分かっています。足元の血まみれの死骸もよく出来ています。松村氏のカルノタウルスに似たポーズ。
092. エリオプス (A/B)
A
B
原型製作:菅谷 中

ペルム紀に生息した大型両生類。この弾では唯一の恐竜以外の生物です。これまでのシリーズでの比率を考えればもっと多くても良いような気がします。
093. オヴィラプトル (A/B)
A
B
原型製作:菅谷 中

白亜紀に生息。学名は「卵泥棒」ですが実は子育てしていた化石が勘違いされました。フィギュアではその子育ての様子を再現。近縁種に羽毛の痕跡が見つかったためこちらも羽毛恐竜に。
094. パキケファロサウルス (A/B)
A
B
原型製作:山本聖士

白亜紀に生息したドーム状の頭部が特徴的な恐竜。2体でケンカしている様子を再現できます。ゴツゴツした皮膚のウロコが良くできています。
095. コエロフィシス (A/B)
A
B
原型製作:山本聖士

三畳紀に生息した2~3メートル程度の小型の恐竜。この恐竜も羽毛で再現されており、恐竜羽毛説が高まってきた時期であることがわかります。
096. プロトケラトプス (A/B)
A
B
原型製作:山本聖士

白亜紀に生息した原始的な小型角竜。トリケラトプスとの差別化のためかこちらは座りポーズ。テレビでこのフィギュアの塗装に何十工程もかかっていると紹介されていました。
解説書
今までのシールタイプではなく、正方形の紙に変更。AカラーとBカラーで解説書の色が違います。
パッケージ
今回からは今までの三角の箱ではなく、ドリンクのおまけとして袋タイプのパッケージ。今回も「C.C."S"AURUSU」で「C.C."ザ"ウルス」と読みます。
ラインナップ
087 01.ティラノサウルス
088 02.トリケラトプス
089 03.スピノサウルス
090 04.プラテオサウルス
091 05.カルノタウルス
092 06.エリオプス
093 07.オヴィラプトル
094 08.パキケファロサウルス
095 09.コエロフィシス
096 10.プロトケラトプス
inserted by FC2 system