ワイルドラッシュ1

■概要
販売開始:2018年5月 販売元:海洋堂 価格:400円 造形総指揮:松村しのぶ
公式サイト:個別ページ特設サイト
ついに始まった新しい海洋堂の動物シリーズ。 擬人化動物アニメ(ゲーム?)「けものフレンズ」との連動企画となっており、一部同じラインナップで「かぷせるフレンズ」も展開されています。カプセルQとしてはめずらしく、12個入りボックス販売も6月に予定されています。
さまざまな観点からこれまでの「日本の動物シリーズ」と比較してみましょう。

■タイトル
なぜ「世界の動物」シリーズではなく、松村さんのかつての連載「WILD RUSH」をタイトルにしたのか、これについては昨年センムに直接聞いておきました。
・「世界の動物」では普通でつまらないから。
・HJの連載「WILD RUSH」が松村さんの原点だから。
・連載とは違い、恐竜はラインナップに入れない。
とのこと。

■ラインナップ
もちろん日本に限らず、世界の地域別のラインナップ。少なく感じますが、「日本の~」もカプセルQになってから5、6タイプだったので決して少ないわけではありません。カラバリはしないのかな?

■材質
「日本の~」はABS製だったのですが、今回はABS・PVCとのこと。ハイブリッド?
思ったよりABS寄りの硬さだったのでうれしい。

■サイズ
「チョコの中のカプセルに入るサイズ」に合わせる必要がなくなり、大きくなりました。

■原型
「日本の~」はすべて松村さんが原型を作っていましたが、今回は松村さんをはじめとする海洋堂所属原型師に加え、外部の原型師さんも担当していくようです。正直また松村さんのワンマンプレーを見たかったというのもありますが、なかなかお忙しいのでしょう。

8月には「南アメリカ・アマゾン編」も発売予定。誰もが待ち望んだ世界の動物編、長く続いて欲しいですね。

1. ハシビロコウ
原型制作:松本栄一郎

記念すべき最初のラインナップはハシビロコウ。「珍獣動物園」でも松本さんが原型を担当していました。今回のほうがよりリアル寄り。羽毛表現のモールドも細かいです。
2. サーバル
原型制作:松村しのぶ

HJに掲載された松村さんのサーバルは獲物に忍び寄るポーズでしたが、今回は優雅に歩くポーズ。すらっとした身体と大きな耳がキュート。顔の塗装は本当に良くできています。これまでにはディフォルメされたサーバルもありました。
3. グラントシマウマ
原型制作:菅谷 中

こちらもタテガミや尻尾といった毛の表現がよくできています。
食玩「レッドデータアニマルズ」にラインナップされていたのはグレービーシマウマですが、本当に技術の進歩を感じます。顔が小さくならないようにするためか、若干ディフォルメされています。
4. ライオン
原型制作:樹山

意外と少ない海洋堂のライオンフィギュア。前回はチョコQかな?今回は東山カプセルズーでユキヒョウを担当した樹山さん。タテガミが風でたなびく様子がとてもかっこいいですね。分割線はちょっと残念。
5. シロサイ
原型制作:松村しのぶ

レッドデータアニマルズ」ではクロサイがラインナップされていましたが、こちらはシロサイ。
微妙な体色のグラデーションがいい感じ。このサイズはこれまでのシリーズでは実現不可能ですね。明らかにこれだけ重いので、カプセルを開けなくてもわかりました。
カプセル
久しぶりのカラー帯付き。気合入ってます。
ミニブック
解説はありませんが、学名の記載はあり。
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