海洋堂の多くの生き物フィギュアの塗装見本を手がける造型師さん。
海洋堂製品にはたいてい原型師の名前が載りますが、塗装設計師はまれにしかクレジットされません。そのため、海洋堂製品で古田さんの名前を見かけるのは意外と少ないです。
造型師としての作品が堪能できたのは、爬虫類・両生類の飼育情報誌「ビバリウムガイド」内の連載「幻想ビバリウム」でした。ブリーダーとしての経験に基づいた、独自の解釈で立体化された古生物たちはどれも魅力的です。
最近は各地の博物館に展示される生体復元模型もいくつか手がけているため、旅先で作品に出会うこともあるでしょう。
これまでに入手した古田さんのオリジナルフィギュアはコチラ
メイオラニア |
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威嚇するかのような表情に、びっしりと描き込まれた模様が素晴らしい。 そしてやはり目が行くのは、ホシガメのように美しい甲羅の塗装。 |
メイオラニア根付/エスパニョラゾウガメ根付 |
どちらもかつて販売されたもの。 |
オドントケリス |
オブロンガナガクビ |
カミツキガメ |
発見 : いきもにあ2018(2018.12) |
シネミス・ガメラ |
発見 :
フィギュアミュージアム黒壁(2016, 2) 「ハープタイルレプリカ」として一般販売されたもの。 |
サンタナケリス |
アーケロン |
和歌山の串本海中公園での「アーケロンプロジェクト」の際、展示されるチェーンソーアート作成のための参考用にと、しばらく海中公園に展示されていたそうですが(去年和歌山行ったのに知らなかった・・・)、今は古田さんの下に帰還しています。 一見普通のアオウミっぽく見えますが、甲羅はオサガメのように板のないタイプになっています。 |
アノマロケリス |
アノマロ「ケ」リスです。 |
プロガノケリス |
ミクロラプトル・グイ |
シノルニトサウルス |
始祖鳥 |
2020年の新作。 「始祖鳥は黒い羽を持っていた」という学説が現在では支持されています。 この始祖鳥は黒をベースとした虹色となっていてとても美しい。 チョコQのカラスもそうでしたが、黒い羽は光の反射で虹色に見えるので、まったく違和感はありません。 |
スピノサウルスvsアドクス |
2019年に和歌山でスピノサウルス類の歯が見つかったときに制作されたもの。 アドクス(福岡産のカメ)と戦っているものが原型で、3Dスキャンで大きくされたものもありました。 |
逆に小さくしたものは2019年の上海ワンフェスで完成品が販売。 和歌山県立自然博物館の常設展示にもあります。 |
スティラコサウルス |
「日本画と恐竜」展 in 海洋堂ホビーランド(2022)にて撮影。 |
モササウルス |
こちらも和歌山産。2015年に作成されました。 和歌山のモササウルスは他の種に比べてヒレが大きいという特徴があります。 まだら模様のものは和歌山県立自然博物館に産状レプリカとともに展示されているもの。 |
サツマウツノミヤリュウ |
プラティヒストリクス |
プテロダウストロ |
シャロヴィプテリクス |
アルマジロスクス |
ポントサウルス |
ミミナシオオトカゲ |
マチカネワニ |
大阪で見つかった古代ワニ。尻尾は現生ワニより長くなっています。 3Dスキャンされて何種類か作成されており、ホロタイプ標本が展示されている大阪大学総合学術博物館では常設展示されています。 カプセルQ恐竜発掘記ではミニチュアサイズとして一般販売されています。 2019年冬のワンフェスではデジタルガレージキットとして発売が告知されましたが、いつになることやら。 |
テレストリスクス |
デスマトスクス |
ナンチャゴサウルス |
ティクターリク |
魚類と四肢動物の中間の古代生物。古田さん独自の解釈で外鰓が付いている点にも注目。 2020年のいきもの展では3D縮小版が1点モノとして抽選販売されていました。 |
ベルゼブフォ |
ナジカバトラクス |
ディプロカウルス |
今や古田さんの代表作。SNSでは世界中で大バズリしました。 2019年にぶりくら・とんぶりで縮小版が販売され、争奪戦に。 早起きして勝ち取った思い出のフィギュアです。 |
クーラスクス |
オオサンショウウオ |
発見 : ホネホネサミット(2017, 2) 「幻想ビバリウム」の最終回を飾ったフィギュア。 後にソフビトイボックスシリーズとして縮小版が発売されました。 |
プロトプテルス・アンフィビウス |
Gallery cafe *Kirin* で常設展示されているハイギョ。カフェの名前にふさわしい柄をしていますね。 気付いたら作品名が「グリフォグナスス」に変わっていました。 |
マッコウクジラ骨格 |
掲載 : HJ1996年12月号 販売形態 : レジンキット 発見 : ホネホネサミット(2016, 2) |
スティロヌルス |
龍 |
発見 : てんず~いきものフェス(2018.09) |
ハイール湖の怪物 |
エメラ・ントゥカ |
南天雄鶏図(通常カラー/鳳凰色) |
伊藤若冲の日本画を立体化したもの。 上海ワンフェスでは縮小版およびヘッドモデルが販売されました。 |
伊藤若冲の白象 |