BANDAI カメ

販売開始時期:2019年12月 発売元:バンダイ 価格:500円
■概要
ダンゴムシシリーズが大ヒットし、絶好調のバンダイ可動生物部門。
新製品は2種のリクガメをラインナップ。今回もカプセルレスで機体から出てきます。
動物のような非版権モノは意匠権の取得の難しさから、各社似たり寄ったりの製品が出されがち。
「カメ」より前の製品は、どこかで見たことのあるようなモノばかりでしたが、今回のカメギミックはかなりオリジナリティが高いように感じます。
■開発記
製品が素晴らしいのはこの後レビューするとして、設計者の製作記(→バンダイのガシャポンブログ)がしっかりと公開されている点もマニアにはうれしい。開発の裏側を詳細に公開することってなかなか無いですよね。開発者の熱意も感じます。
ここまでしっかりと開発・設計検討・製造がされるのは流石の大手企業。
製作記によると、顔の造形はKAME HOUSEさんが担当されているそうです。
■ラインナップ
インドホシガメ、ギリシャリクガメのそれぞれにノーマル・アルビノがあり、全4種。露骨なコスト調整が感じられますが、未塗装のダンゴムシと同じく500円でこれを実現するには仕方ないでしょう。
造形だけでなく、塗装もかなり気合が入っているのです。

インドホシガメ
ウロコの造形や特徴的な甲羅の塗装など、製作者のこだわりを感じます。
「カメの骨格構造を再現!」と謳っているとおり、無理の無い姿勢。
成熟した個体にすると、頭が身体に対して小さくなってしまうため、青年期くらいをモデルにしているそうです。

顔の造形と塗装見本はカメ造形のスペシャリスト、カメハウスさんが担当。
製品版の塗装には驚きました。
ここまで綺麗に引っ込められます。
首も良く伸びるし、口も開く。
内部構造については開発ブログを見てみると良いでしょう。
アルビノ版。ここまで白くせず、やや黄色めのほうが良いかな。
ギリシャリクガメ
こちらも同じく良い出来。
僕が引いた個体は左目の上に斑点がついています(十中八九塗装ミスだと思うが)。
もちろん単なるカラバリではありません。
甲羅、顔、手、すべて異なっています。
一見似たような色合いですが、並べて比べてみると模様は全然違います。
梱包
プラスチックの梱包材を付けられてベンダーから出てきます。
梱包材にはロゴが入っていました。
inserted by FC2 system