バンダイ 学研の図鑑 フィギュアシリーズ 昆虫

■概要
販売開始:2003年8月 販売元:バンダイ 価格:300円
文字通り学研の図鑑をテーマにしたフィギュアシリーズで、当時販売されていた図鑑と同じデザインのパッケージでした。
フィギュアはジオラマ調になっており、生き物の生態を知ることができる知育玩具的な側面もあります。

■バンダイのネイチャーモノ
ガンプラをはじめとするキャラクターモノが強いバンダイ。食玩全盛期であってもネイチャー界隈においては影が薄めでした。
しかし、2020年代初頭、バンダイは「いきもの大図鑑シリーズ」としてリアル志向な可動フィギュアをかつてないスピードで開発、販売していきます。
20年越しのバンダイの逆襲が始まった。

ふ化するアブラゼミ
セミの一世一代の大仕事、ふ化のシーンをフィギュア化。
神秘的な雰囲気がフィギュアでもよく再現されています。
僕は「緻密な造形(リアル)」=「クオリティが高い」ではないと思っています。

このフィギュアがまさにそれを体現しており、決して同時期の海洋堂やYujinと比べてリアルな造型とは言えませんが、シリーズの意図(図鑑に掲載されているシーンをフィギュアで表現)がユーザに100%伝わる良い製品だと思います。

クオリティが高いと言えよう。
えものをとるコガネグモ
クモの巣をクリアパーツへの塗装で表現しています。
ラインナップのほかのフィギュアと比べるとややボリューム不足感が否めず、もうひと工夫あるとよかったですね。
木のしるをすうカブトムシ
やはり外せないカブトムシ。
そしてカナブンも添えて樹液酒場を表現しています。
樹液っぽい塗装が見当たらないのが惜しいですが、これも良い出来です。
カエルをとらえたタガメ
大きなカマで獲物をがっちり捕らえ、ストローのような口で体液を吸うというタガメの狩りを表現したフィギュア。
草や岩の表現もいいですね。
カエルはトノサマガエルでしょうか?
いかくするカマキリ
 
未入手
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