バンダイ いきもの大図鑑プレミアム ヘラクレスオオカブト

■概要
販売開始:2023年7月 販売元:バンダイ 価格:7,700円
彩色:田中寛晃(C.S.Model Design)
監修・協力:飯島和彦(むし社)
公式サイト:コチラ
いきもの大図鑑の高価格帯シリーズ、「プレミアム」からヘラクレスが登場。
「夏発売予定の昆虫フィギュアは(発売遅延で)夏には出ない」という勝手なイメージがあるのですが、さすがバンダイさん、遅延なく予定通り7月にリリースされました。

■ヘラクレスのフィギュア
ヘラクレスオオカブトは外国産カブトムシの代表格として、あらゆるメーカからフィギュアがリリースされています。
また、いきもの大図鑑シリーズとしても無印、ミニコレクション両方で製品化されており、目の肥えたファンたちにどんなものを提供してくれるのか?と期待していましたが、造型・塗装ともに、予想以上に満足のいくものになっていたと思います。

本体
ヘラクレスの代表格、ヘラクレス・ヘラクレスを、31箇所の可動部位と5種類の素材で表現。
やはり「プレミアム」、当然完成度は高いですね。
可動フィギュア特有の、「関節が落ちる」とか「ポージングが維持できない」という問題も特にないです。
美しいシルエットだけでなく、持ち上げたときの重量感にも満足感を覚えます。
 
カプセルフィギュアではありがちなツノの分割線がないため、光沢のある塗装が映えます。
 
触覚やフセツなど、細かな部分の造型も抜かりない。
フセツは「新素材の樹脂(SBC)で自由に曲げることが可能」と書いてありますが、怖くて試せません。

そんなお客様のために予備パーツが付属しておりますのでご安心ください。
 
毛の部分は、オレンジのベースカラーに黄色の筆塗りで表現されています。
ガチャ版では省略されていました。
 
ガチャ版のいきもの大図鑑で気合の入っている胴体の塗装ですが、当然、プレミアム版でも健在。
前翅には金属プレート、胴体にはネオジム磁石が仕込まれており、カチッと前翅を閉じることができます。

当初は「それ必要かな?」と懐疑的でしたが、500円のガチャ版を改めて触ってみると、翅パカがかなり気になりました。
これまで可動昆虫フィギュアを作り続けてきたバンダイだからこその視点なのだと思います。
 
仕込まれた金属プレートのおかげで、アマガエルがくっつきました。
ネットで見かける有名な写真のマネごと。
飛行形態
いきもの大図鑑といえば飛行形態。
画像はちょっと寝かせすぎました。
身体の重いヘラクレスは、もっと垂直に近い姿勢で飛翔します。

フィギュアも重たいので、アームが重さに負けてしまうときはネジを絞めなおすと良いでしょう。
前翅差し替え
湿度が高くなったときの、黒い前翅も付属。
パッケージ
今回もモノクロなデザイン。
いたるところに解説が記載してあります。
いろいろ比較
いきもの大図鑑の「かぶとむし」収録のもの、ミニコレクション「昆虫01」収録のもの。
いきもの大図鑑シリーズが、まさかこんなに続くとは当時思っていませんでした。
 
リボジオのギラファノコギリクワガタよりスケールは小さめ。

果たして、「完成済み大型可動ネイチャーフィギュア」というリボジオのポジションは、いきもの大図鑑プレミアムに取って代わられてしまうのか・・・。
今後も2社に注目です。
inserted by FC2 system