バンダイ いきもの大図鑑アドバンス ヘラクレスオオカブト

■概要
販売開始:2023年11月 販売元:バンダイ
価格:1,500円(カプセル)、1,700円(オンライン)
彩色:田中寛晃(C.S.Model Design)
監修:有限会社虫社
公式サイト:コチラ
アドバンスシリーズからヘラクレスだけがラインナップされたタイトルが登場。

■ガシャポンオンライン版との差異
カプセル版:ツノと後翅に分割有り、スタンド無し。
ガシャポンオンライン版:ツノと後翅に分割無し、スタンド有り。
差額は200円+送料。
本サイトページではカプセル版を掲載しています。

■関連フィギュア
いきもの大図鑑では2021年の「かぶとむし」でヘラクレスが収録されたり、2023年7月にはプレミアム版が発売されたりと、何度か製品化されています。 それらとの違いも見ていきましょう。

ヘラクレスオオカブト ヘラクレス・ヘラクレス
●全体チェック
まずは基亜種です。
カプセルフィギュアもここまで来たか!と言いたくなる出来栄え。
手に取ったときのずっしり感は本物みたいですね。
本物を持ったことはありませんが。
 
こちらはカプセル版のためツノの分割がありますが、それほど目立ちません。  
 
●ディテールチェック
アドバンスシリーズのため、もちろん脚の関節は可動。
 
●飛翔
カプセル版にはスタンドが付きませんが、もちろん過去作のものが流用できます。
 
●「かぶとむし」(2021)との比較
※「かぶとむし」版の色はグレー
単に値段が3倍になった(500円→1,500円)から出来栄えが良い、というだけではない。

この2年の間に、シリーズを重ねたことによる技術力の向上、そして「プレミアムガシャポン」が全国に配置され、「高価格のガチャ」をビジネスとして成り立たせる基盤が出来上がりました。

たぶん、これは大手メーカーであるバンダイにしかできなかったと思います。
 
 
●プレミアム版との比較
ここからは、2023年7月に発売されたばかりの「いきもの大図鑑プレミアム ヘラクレスオオカブト」との比較。
サイズ感はプレミアム版の方が「やや大きい」といった印象。
 
前翅の模様の塗装パターンは全く異なっています。
プレミアム版の方がほんのりオレンジ色が強い。
背中の色は、プレミアム版の方が多いように見えます。
 
塗装面で一番違うのは毛の表現ですね。
プレミアム版はオレンジにイエローのドライブラシで、毛の造型の立体感を強調しています。
一方で、アドバンス版はイエローでドライブラシのみ。
画像ではわかりづらいですが、触覚の造型はプレミアム版(左)の方が細かい。
 
後翅の塗装はそれほど違わないように見えます。
 
そんなわけで、やはり塗装の手の込み具合に関してはプレミアム版に軍配が上がりますが、アドバンス版もプレミアム版と比べても遜色ない出来栄え。

コレクター的にはプレミアムとアドバンス、両方持っておきたいところですが、そうでない方はアドバンス版で十分かな。

7,700円のプレミアム版がリリースされた4か月後に出来の良いアドバンス版が出てしまったため、5ちゃんねるはやや荒れ気味。

2月にプレミアム版のギラファがリリースされますが、「どうせアドバンス版が出るから買わない」と考える人も出てくるでしょう・・・。
ヘラクレスオオカブト ヘラクレス・リッキー
 
未入手
ヘラクレスオオカブト ヘラクレス・セプテントリオナリス
単なる塗装違いではなく、造型も異なっています。
「ヘラクレス・ヘラクレス」と比べると、胸角と頭角の形状が逆転しています。胸角は湾曲し、頭角のカーブは緩やか。
解説書
 
ディスプレイポップ
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