販売開始:2020年6月第3週 発売元:バンダイ 価格:500円
公式サイト:コチラ
■概要
「だんごむし」「かめ」に続く新たなシリーズ、「昆虫シリーズ」の第1弾として発売。
2019年の東京おもちゃショーで試作品が発表され、1年後の6/4(ムシの日)に正式に発売がプレスリリースされました。
これまでのシリーズは「丸い生き物」を「カプセルレス組み立て済み」というコンセプトでしたが、今回はその枠から外れ、組み立てフィギュアとなっています。
バンダイの昆虫といえば食玩やガチャの「昆虫の森」でしたが、このシリーズにより幅広い年齢層の昆虫フィギュアファンをカバーできるようになりますね。
■開発記
今回も開発記が公開されています。→『すずめばち開発日記01』
■ラインナップ
オオスズメバチ、キイロスズメバチ、クロスズメバチの3種。オオスズメバチ以外の2種はフィギュア化が少ないので貴重。今後もその企業力を生かしてマニアックな昆虫をラインナップしていただきたいところ。
■今後の展開
昨年同時に発表されたのはカマキリですが、9月にクワガタ(ノコギリ、ギラファ、ゼブラノコギリクワガタ)が発売されるようです(海外の通販サイトがお漏らししている「問屋向け広告」にはやたらと「無断転載禁止」と書いてあるが、何かあったんですかねぇ(棒))。
■採集日記(6月20日)
最近この部分をダラダラと書きがちで、さっさとフィギュアレビューしろよ!という声も聞こえそうですが、今回は入手までの手記を。
発売直後に心当たりある店を回りましたがなかなか見つかりませんでした。
同じく6月第3週発売の「かめ02」はあるのに、本製品は入荷していない店がほとんど。
同時発売のせいで生産数が少ない?
諦めようかと思いましたが、念のためバンダイの販売場所検索サイトを再度確認(前日確認した)。
ちょうど更新があったようで、近所の販売場所を発見。
売り切れ寸前に到着し無事入手。
なんだこれ!っていいながら多くのファミリーが回しているのが印象的でした。やはりデカイとキッズ受けは良いのですね。
そしてテンバイヤーは滅びろ。
オオスズメバチ |
---|
まずは日本人おなじみのオオスズメバチ。500円でこのかっこよさはヤバイな。 細かな脚や透明なハネがすばらしい。 そして毒針が収納できるという、芸の細かさ・・・。 解説書によるとこちらは「アタックモード」。 |
カプセルがそのままフライングベースになる仕様。「カプセルディスプレイ」と言うらしい。 こちらは「飛行モード」。 |
可動箇所は触覚、アゴ、首、腰、腹、ハネ、脚の付け根・・・と、めちゃくちゃ多い。 脚の付け根はボールジョイントとなっていますが、オオスズメバチのみ脚とボールジョイントが独立しているため、他よりも自由度が高いです。 脚は柔らかめの素材であるため、開封時はおかしな方向を向いていました。ドライヤーで温めてやると良いでしょう。 |
腹部は4箇所可動部分があるので、「アタックモード」のように尻を突き出した姿勢ができます。 塗装は単純な塗り分けだけでなく、うっすらとグラデーションもかかっていて細かい。 ハネはやや厚めのクリアパーツ。 |
出来のよろしい顔面。目はクリアパーツで、よーく見ると複眼になっています。こだわってますね。 大アゴも閉じることが出来ます。 |
クロスズメバチ |
モノクロでカッコいいクロスズメバチ。 見たこと無いヤツだなぁと思いましたが、僕も地元で食べていた「蜂の子」の成虫でした。 |
先にも記載しましたが、脚とボールジョイントが一体化しています。 |
顔面も塗り分けがされています。 |
キイロスズメバチ |
クロスズメバチの色違いかな? |
梱包 |
今回はカプセルディスプレイに囲まれてベンダーに入っています。 前回のカラッパは詰まりやすい形状だったので、これなら安心。 パーツは小分け袋に入っているので色移りの心配もありません。 |
競合他社 |
さて可動スズメバチフィギュアと言えば、海洋堂からもREVOGEOとして8月発売予定。 後出しの海洋堂に大打撃か?と思いましたが、そもそも1万円近い海洋堂のを買うような人種は、「500円のをゲットしたから要らないや」とはならないので大丈夫でしょう。 |
|
海洋堂製品と勘違いしている人も多数。 「リアルな動物フィギュア」=「海洋堂」という認識の人が多いのでしょう(SNSでよく見かける)。 それだけ海洋堂、というかチョコエッグが世間に与えた影響は大きいのだ。 各社、その認識をひっくり返せるように頑張っていただきたい。 |