海洋堂カプセルQミュージアム 日本切手立体図録

■概要
販売開始:2017年9月 販売元:海洋堂 価格:400円
造形総指揮:
公式サイト:コチラ
1960年代に切手収集ブームが起こりました。
このとき、特に人気だった切手に使用された日本画をテーマにしたのが本作となります。
作者も年代も違う作品たち。
作者は後の時代に「切手」になり、それがきっかけで「フィギュア」になるなんて想像も付かなかったでしょう。
■関連フィギュア
葛飾北斎浮世絵立体図録

月に雁
原型制作:村田明玄

読み方は「つきにかり」。
歌川広重によって描かれた日本画。
雁(かり)とはガンのこと。

マガンは日本の動物Iにて収録されています。
 
市川鰕蔵の竹村定之進
原型制作:村田明玄

読み方は「いちかわえびぞう の たけむらさだのしん」。
東洲斎写楽による木版画で、歌舞伎の一場面を描いたもの。

海洋堂は名画を立体化する際、描かれていない部分は造型師のセンスで補完する、というのを得意としています。
しかし本作は切手をテーマにしているため、あえて描かれている範囲のみ立体化。
そんなわけで左右は真っ平になっています。
見返り美人図
原型制作:Studio蓮

菱川 師宣(ひしかわ もろのぶ)による浮世絵。

1947年に始まった「切手趣味週間(きってしゅみしゅうかん)」は、日本の郵政記念日の4月20日を含む1週間に設定されている週間で、毎年記念切手が販売されます。

この見返り美人図を使用した切手は、戦後最初の切手趣味週間の切手でした。
富嶽三十六景 凱風快晴
原型制作:ズン・ダー

葛飾北斎により描かれた46点の富士山(富嶽)、「富嶽三十六景」。
この「凱風快晴(がいふうかいせい)」は、夏から秋の明け方に、朝日に照らされて真っ赤になった富士山を表現しています。
同年12月にリリースされた「カプセルQ 葛飾北斎浮世絵立体図録」では、富嶽三十六景のうちもっとも有名な「神奈川沖浪裏」がラインナップされていました。
鳥獣人物戯画
原型制作:寺岡邦明

平安時代に描かれた日本最古の漫画。
有名な、カエルとウサギの相撲のシーン。

カエルがウサギを投げ飛ばすシーンが有名ですが、こちらは逆にウサギがカエルを投げ飛ばしています。

このデザインの切手もあったのでしょうか?
 
解説書
 
ディスプレイポップ
 
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