海洋堂 DINOLAND 100mm恐竜

■概要
販売開始時期:1990年~
海洋堂の恐竜モデルシリーズ「DINOLAND」のSサイズモデルには「100mm恐竜」というシリーズ名が付けられていますが、よく似た仕様の初期シリーズも存在しています。それぞれの概要については下記参照。

■初期シリーズ
1990年のDINOLAND(ダイノランド)発足時、1:100 スケールのものにはDIS-08~16の番号が割り当てられて販売。このときはまだ「100mm恐竜」のタイトルはありません。
1993年に大阪で開催された恐竜博「Dino Alive '93」ではタイアップ品が販売されています。
素材:ソフビ?
販売形態:完成品
パッケージ:透明プラケースに白地の台紙(ヒサクニヒコさんのイラスト)

■100mm恐竜
1996年のカタログに載っていることから、その付近で始まったと考えられるシリーズ。シリーズを通してサイズ感を統一するために、「100mm」と名づけられています。
ティラノサウルス、アロサウルス、ステゴサウルスは上記初期シリーズの原型を流用しているように見えます。
後にキットとして2013年冬のワンフェスで復刻したのち、2015年から海洋堂かっぱ館で販売されました。現在でもフィギュアミュージアム黒壁をはじめとした、海洋堂主催の塗装教室で配布されたりしています。
なお、初期シリーズも100mm恐竜も、AMNH(アメリカ自然史博物館)でも販売されたようです。
素材:レジン
パッケージ(完成品):下記のような透明プラケース(解説付き)に緑の台紙
パッケージ(キット版):紙ヘッダーの簡易梱包

■関連フィギュア
DINOLAND頭骨ミニモデル

 
ラインナップ
【初期シリーズ】
DIS-08 ティラノサウルス
DIS-09 トリケラトプス
DIS-10 カマラサウルス
DIS-11 アロサウルス
DIS-12 ステゴサウルス
DIS-13 エラスモサウルス
DIS-14 ランベオサウルス
DIS-15 ケツァルコアトルス
DIS-16 プロトケラトプス

【100mm恐竜】
ティラノサウルス
トリケラトプス
ディメトロドン
モササウルス
バロサウルス
アロサウルス
ステゴサウルス
ヴェロキラプトル
プレシオサウルス
ティラノサウルス(初期シリーズ・DinoAlive版)
原型制作:松村しのぶ
詳細はコチラ
カマラサウルス
原型制作:???
塗装完了:2019/08
こちらはホビー館四万十の塗装体験で入手したもの。素材はおそらくソフビ製(柔らかい)
DinoAlive版も持っています。詳細はコチラ
ここから「100mm恐竜」版。
ティラノサウルス
原型制作:松村しのぶ

こちらはキット版をチョコラザウルスカラーで塗装したもの(2019/11)。
ちなみにチョコラザウルスのロゴにはこのティラノサウルスが使用されています。
初期版とは前脚の姿勢が違います。
本来は分割なしのワンパーツ品のはずですが、現在入手できるキットは分割されています。
トリケラトプス
原型制作:木下隆志

未入手。こちらは展示品。
ディメトロドン
原型制作:山崎 繁 価格:1800円

こちらは完成品。皮膚のシワの造形がよくできています。原型は海洋堂のホネ師、山崎さん。
このころから恐竜以外の古生物をぶっこんでくる海洋堂、さすがです。
こちらが完成品のパッケージ。どこにも原型師の名前が見つかりません。
復刻キットをチョコラザウルス1弾リペイントのカラーで塗装しました(2019/12)。
モササウルス
原型制作:松村しのぶ

このころはまだ尾びれが二股に分かれていない復元が主流でした(最新の復元は恐竜博2019ガチャで松村さんが立体化)。
古田さんの最新作のモササウルスを参考に塗装しました(2019/11)。
復刻版キットで入手。台座は付属していませんでしたが、支柱を挿す穴は空いていました。
バロサウルス
原型制作:松村しのぶ

未入手。こちらは展示品。
バロサウルスといえば1991年制作の松村さんの名作、「バロサウルスVSアロサウルス」ですね。
アロサウルス
原型制作:松村しのぶ

キット版を塗装したもの(2019/11)。「バロサウルスvsアロサウルス」を参考にしました。
おそらくモチーフはオビトカゲモドキ。
塗装前。
ステゴサウルス
原型制作:木下隆志

今ではめずらしい、肩にスパイクのある復元。尻尾のスパイクは型抜きしやすいように、一方向を向いています。
剣版には一枚いちまい丁寧にスジが彫られています。

チョコラザウルス限定版のカラーで塗装しました(2019/12)。
他の復刻版キットと違い、オレンジでスミイレがしてあります。
ヴェロキラプトル
原型制作:松村しのぶ

こちらはいきもにあ2018の塗装教室で塗装したもの。どうやらこれは塗装教室向けの再生産、というわけではないようです。シルエットが非常に美しい。
プレシオサウルス
原型制作:松村しのぶ
未入手
現在では、以下のように各地で開催される塗装教室で入手することが出来ます。
※ややこしいのですが、このイベント↑は2018年のもので、すでに終了しているので注意。
この夏は高知旅行に恐竜博にワンフェスにと散財しまくったので、激アツですが残念ながら見送りました。
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