■概要
販売時期:2012年10月~ 販売元:キタンクラブ 価格:400円
監修:東京国立博物館 企画総指揮:佐藤純也
公式サイト:コチラ
2012年にトーハクで開催された特別展、「中国 王朝の至宝」にて限定販売されたカプセルフィギュア。制作はもちろんNTCでおなじみの方々。
特別展限定ということもあり、NTC台座シリーズよりも入手困難・・・でしたが、2021年の終わりごろ、どこからか在庫が発掘されたのか、一部を除いてネットでお求めやすくなりました。
■仕様
素材はPVC。この手のフィギュアはポリストーン製なイメージが強いため、そんな先入観を持って手に取ると感触は軽め。破損しづらいので良いんですけどね。
台座には超極小文字で展示物に関するデータが書かれていますが、肉眼で読むのは中々難しい・・・。
付属の個別解説書を読みましょう。
跪射俑 |
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原型制作:吉敷麻里亜 秦の始皇帝の墓にずらりと並ぶ人形、俑(よう)のひとつ。 本来は弓を持っていたため、跪いて弓を持つ俑、という意味で跪射俑(きしゃよう)と呼ばれています。 元々は鮮やかに塗装されていたため、その名残がうっすらと塗装でも再現されていますね。 残念ながら個別解説書は未入手。 |
金製仮面 |
原型制作:菱山 聡 金の薄板を延ばして作られて仮面。 ヒトがつけるものではなく、幅5センチの小さなもの。 実物は上あごと下あごが独立しているようです。 |
人形器 |
原型制作:現代美術二等兵 青銅製の人形。 人形、といいつつ顔面は丸い穴となっています。 |
儀尊 |
原型制作:菱山 聡 青銅器製の酒の器。背中のフタを開けて酒を入れ、口から注いで使用していました。 カバやロバに見えますが、架空の動物をモデルにしているのではないか、と言われています。 眉毛(?)や頭部の模様はトルコ石が埋め込まれています。 背中のフタはカモ(?)になっている点も注目。 本来は身体全体に模様が刻まれていましたが、劣化でうっすらしているということもあり、フィギュアでは簡略化されています。 残念ながら個別解説書は未入手。 |
方鼎 |
原型制作:松田モデル 方鼎(ほうてい)とは、断面が長方形で四本の足を持つ器のこと。 儀式でお供えの肉を煮るのに使ったそうです。 |
人頭像 |
原型制作:現代美術二等兵 金箔でできた金面を被った像。 「三星堆遺跡」を代表する出土品の一つ。 似たようなものが、いくつか出土しているようです。 コレクト倶楽部【古代文明編】でもラインナップされていました。 |
羽人 |
原型制作:松田モデル 菱山 聡 謎の四肢動物、鳥、一本足のヒトの3要素からなっています。 実物は木製で漆が塗られていました。 ツヤ出し塗装がリアルです。 |
突目仮面 |
原型制作:現代美術二等兵 吉敷麻里亜 目が飛び出たような仮面。 側面上下の穴を使って、木の幹や柱に取り付けられたと考えられています。 フィギュア映えする造形ですね。 |
全8種 |
キタンクラブ10周年展で撮影したもの。 |