■概要
販売開始:2023年2月 販売元:バンダイ 価格:500円
公式サイト:コチラ
標本スキャン:株式会社JMC
彩色:田中寛晃(C.S.Model Design)
前作「昆虫01」がカブクワでちょっと暗めの色合いでしたが、本作は緑多め。
カマキリが中心のラインナップとなっていますが、1月発売の「ニセハナマオウカマキリ」と合わせたのでしょうか?
■フィギュア仕様
かつての「原色日本昆虫図鑑」、令和の「原色擬態昆虫」と同じく、細いナイロン製の触覚を使用しています。
上記の2シリーズでは、かなり取れやすいためなかなかのストレスでしたが、本作では最初から接着されておりうれしい。
後発ということもあり、他社調査もぬかりないですね。
01. メダマカレハカマキリ |
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東南アジアに生息する「カレハカマキリ」の仲間。 「枯れ葉への擬態」と「目玉模様」という二つの属性を持っているカッコいいヤツ。 |
上翅の目玉模様の塗装に目が行きがちですが、枯れ葉部分もよく出来ています。 複眼は不思議な塗装となっていますが、実物もこんな感じみたい。 |
同じカレハカマキリ属としては、「原色擬態昆虫」で「ヒシムネカレハカマキリ」がラインナップされました。 「原色擬態昆虫」はそこそこ柔らかい素材であったため、土台が付属しました。 一方で本作は強度のある素材であるため、土台無しで自立できます。 タカトミにとってはプレッシャーですね。 |
02. オオカマキリ(緑) |
おなじみのカマキリ。 オオカマキリの1/1スケールサイズのフィギュアは、ユージンの「原色日本昆虫図鑑2」(2006)のものが金字塔として君臨し、それ以来(自分の知る限りでは)製品化に挑んだメーカはありませんでした。 そんなわけで、このサイズ・ディテールのオオカマキリのフィギュアを令和の時代に見ることができて感動しています。 |
黄緑一色とはせず、グラデーション塗装を多用したリアルな仕上がりになっています。 節々に墨入れはされていませんが、その分 明るくすっきりとした印象。 |
03. オオカマキリ(褐色) |
褐色タイプ。 本作は「01.メダマカレハカマキリ」以外は緑/褐色の2色がラインナップされています。 |
前翅の塗装、墨入れが綺麗にキマっていますね。 気に入っています。 |
04. ゴーストマンティス(緑) |
アフリカやマダガスカルに棲むカマキリ。 こちらも葉に擬態した姿ですが、東南アジアのカレハカマキリとは違い、 頭や脚の形も葉に擬態していますね。 |
05. ゴーストマンティス(褐色) |
オオカマキリとおなじく、こちらにも褐色タイプが存在。 目は黒く塗られています。 |
ここ数年の、世界のおもしろカマキリたち。 だいぶ充実してきました。 |
06. トノサマバッタ(緑) |
脚のトゲなど、細かく造型されています。 真ん中と一番後ろの足はボールジョイントになっており、可動させることができます。 「ミニコレクション」=「無可動」というわけではないようですね。 |
カマキリだらけのラインナップにねじ込まれました。 |
07. トノサマバッタ(褐色) |
褐色バージョン。 |
顔や足の模様は緑色版と異なっています。 |
解説書 |
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