■概要
販売開始:2022年7月 販売元:SO-TA 価格:500円 監修:福井敬貴
アニマリエコレクションの新作はフンコロガシ。
監修は原色擬態昆虫の監修も担当した、昆虫標本制作師の福井さん。
細かな脚の造型や美しい塗装などかなりよくできています。
■「BRUTUS」
2021年12月発売のカルチャー(?)雑誌「BRUTUS」の特集は「珍奇昆虫」で、福井さんによる標本が掲載されていました。
表紙に掲載されているエンシフェルオオニジダイコクコガネは、フィギュアのモデルとなった個体とのことです。なお、雑誌掲載のオファーより先に原型制作が始まっていたそうです。
■SO-TAの昆虫モノ
思い起こせばSO-TAの生き物シリーズは1/1ヘラクレスから始まりました。
それ以降は謎カラーなヘラクレスやギラファを投入しだし、昆虫モノは迷走(しかもギラファはクリアランスがガバガバでまともに組み立てができなかった)。
そんなSO-TAが再び挑んだ昆虫は塗装・組み立てともに大きく改善されており、驚きました。
ぜひこの方向性で昆虫シリーズを続けていただきたい。
エンシフェルオオニジダイコクコガネ(紺) |
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動物のフンを食べる糞虫(×クソムシ、○フンチュウ)には、よく知られるフンコロガシだけでなく、カブトムシのような角を持ったダイコクコガネもいます。 アメリカに生息するニジダイコクコガネの仲間は美しい金属光沢のボディ。 |
解説書掲載の実物標本に近い仕上がりではないでしょうか。 |
脚の姿勢は左右非対称で、標本ではなく生体をイメージしたフィギュアであることがわかります。 脚はプラモデルのように不要部分を切り落とす必要がありましたが、その分、細部まで表現できています。 組み立て時の胴体とのハマりも良かったです。 |
エンシフェルオオニジダイコクコガネ(緑) |
続いてはやや緑がかった個体。 やっぱりカラバリはこういうのがいいね。 |
紺(左)と並べてみると、違いがよくわかる。 |
アカガネタマオシコガネ |
フンコロガシ、またの名をタマオシコガネ。 球状にしたフンを巣へ持ち帰り、地中に埋めて食べる。 その特徴的な転がしシーンでフィギュア化。 こちらはボックス版のみにラインナップ。 |
解説書には「本商品はケンランタマオシコガネをモチーフにしています。」と記載があるように、これと同じフンコロガシがいるわけではないようです(ググっても見つからない)。 最初はフンがカプセルになるのかなと思いましたが、そんなことはなく普通にフンと本体がカプセル(またはボックス)に入っていました。 |
薄く、とがった頭をしています。これでフンを切り取るのでしょう。 フィギュアは尻の部分に穴があり、この部分をフン側の支柱にはめることで転がしポーズを実現します。 |
クロガネタマオシコガネ |
頭部以外は未塗装に見えます。 コスト調整枠。 |
ケンランタマオシコガネ |
未入手 こちらはカプセル版のみにラインナップ。 |
エジプトカラー(公式通販特典) |
公式通販でBOXを予約購入すると付属した限定カラー。 古代エジプト人は神を動物の姿にあてはめており、太陽のような球状のフンを転がすフンコロガシを太陽神の化身と考えていました。 このフィギュアは太陽と、トルコ石で作られたアミュレットをモチーフとしています。 おまけとしては十分でしょう。 |
解説書 |
ディスプレイポップ |
パッケージ |
パッケージ |
今回、初めてBOX購入しました。 公式から1BOX購入で全種そろう旨が宣言されているので安心です。 |
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