■概要
発売開始:2019年10月ごろ 価格:500円 造形製作:海洋堂 制作総指揮:松村しのぶ
総販売元:株式会社コトノネ
企画・プロデュース:株式会社ニュートラルコーポレーション
なんだかんだ毎年新作が出ている海洋堂の水族館ガチャ。
特にどこかが宣伝することもなく、2019年10月にヤフオクに出現し、発売が確認されました。
タイトルとフィギュア本体は2015年発売の「日本の水族館」と同じ。ただし、価格が100円上がり、ネーム入り台座が追加されました。
各地で限定混入された4種類も通常ラインナップとなっており、コンプを諦めていた人にとってはうれしい半面、コンプした人にとっては思うところのある仕様。
■台座
これまでの水族館ガチャの台座はすべて青系でしたが、今回は緑色。やや違和感がありますね(コバルトブルーなのかもしれないが)。
■結局なんなのこれ
ここは憶測。販売元・企画うんぬんの話は「日本の水族館」や「海の主役たち」に記載のとおり。
水族館ガチャは海洋堂よりも、販売元の意向が強く反映されるようで、考えられる経緯は以下のどちらか。
1.新規タイトルをリリースする体力が無かったために、2015年版の改修版になった
2.2015年版を再販しようとしたが、同一仕様だとコストが厳しかったので100円値上げして仕様を調整した
■どうなる水族館ガチャ
「図録」シリーズからずっとガチャを販売し続けてきた(株)ニュートラルコーポレーション、2018年突如「海の主役たち」を販売した(株)AQUA、次回作をどちらが出すかによって仕様も変わってくるので注目。
ただし、最近は水族館ガチャはQualia(キタン系列)やフォーコーポレーション(ライトアップフィギュアや四国水族館)などに移りつつあります。
もう海洋堂一強時代は終わったのだ。
イワトビペンギン |
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土台の岩石部分は安っぽいんですが、イワトビペンギンにはマッチしています。 |
タカアシガニ |
全国の水族館の深海水槽によくいる、世界最大の節足動物。 こんな元気に動いている姿は見たこと無いですけどね。 |
トラフグ |
ふくらんでフグらしい状態で立体化しており、クリア素材で透け感がなかなかいい感じです。 斑点模様は数を絞っていますが、特徴をよく表現しています。 2015年版では山口県の海響館でしか入手できませんでした。 |
アオウミガメ |
ツヤツヤの甲羅は本作でも健在。 |
イロワケイルカ |
仙台うみの杜水族館限定だったイロワケイルカ。 白と黒のモノクロカラーの動物が陸にも海にもいるのは、やはり何かしら生存に有利なのだろうか。 |
オニイトマキエイ |
英名「マンタ」は「マント」から来ているらしい。 和名は「糸巻き」、偶然にもどちらも被服に関連するのですね。 |
ジンベエザメ |
やたらツヤツヤのジンベエザメ。 かつては海遊館限定でしたが、解説書やDPなど、各種素材には「海遊館限定」とは書かれていませんでした。 沖縄美ら海水族館やのとじま水族館でも販売できるような汎用性を持たせたのでしょう。 |
シロワニ |
大型のものでは3メートルを超えるため、水族館にいると「おお!」となります。 おそろしげな風貌に対して、性格は温厚。 しかし、生まれる前は母親の胎内できょうだい達を共食いするという生態であり、やっぱり恐ろしいサメだ。 もともと大洗アクアワールド限定でした。 |
図録1のものよりひとまわり大きめ。 |
アカメ |
ラインナップの淡水魚代表、アカメ。 かつてビールのおまけで付いてきましたが、今やビールの値段も超え500円。 |
オオカミウオ |
冷たい海に棲む恐ろしい顔のサカナ。 今回も頭を大きく作るため、岩礁から顔を出した半身モデルになっています。 |
スナメリ |
なんとなく人間臭い顔で、笑っているかのように見えるのがチャーミング。 分割線が無いのが、大きなカプセルの利点。 |
カマイルカ |
初版よりも陰影の塗装が濃くなっています。 |
カプセル |
前回は白カプセルで中が見づらかったですが、今回は開けなくても中が分かります。 |
解説書 |
前回と同じデザイン。 原型師の記載も今回は無し。 |
DP |
このご時勢でこのラインナップ数は結構すごい。 |
販売場所 |
和歌山旅行の道中、太地町くじらの博物館、紀宝町ウミガメ公園(三重)で発見。 |
鳥羽水にもありました。 |