新江ノ島水族館立体生物図録【復刻版】

■概要
販売開始:2015年3月 造形製作総指揮:松村しのぶ 造形企画制作:海洋堂
発売元:江の島ビーエフアイ株式会社
新江ノ島水族館開業10周年を記念し、2004年に発売された新江ノ島水族館立体生物図録1から全8種が復刻。「選りすぐり」といいつつなんとなくコストの関係で選ばれていそうなものもあるような…。
2014年の「深海生物」でボトルキャップが消失し、もう水族館限定がボトルキャップで出ることは無いと思っていたのですが、これには驚きました。解説書は共通のものになってしまいましたが、これは他の水族館限定モノもそうなので仕方がありません。
クオリティに関しては正直、過去作のほうが高いものが多いですが、これに関してはもうあきらめています。逆にこのご時勢に300円でがんばっているなぁという印象。
さらに水族館限定ものとしてはおそらく初めてシークレットが混入されましたが、単色塗りの手抜き品。単色カラーなら、せめて象牙風とか木彫り風とかこれまでやってきたのに、どうしてこうなった。
他に気になる点は原型師の名前がないこと(ひとつだけ山本氏であとは松村氏)。これは良くないですね。ホントにセンムのチェック入ってるのでしょうか。
かつては「Deep Sea Odyssey」や「世界博物立体図鑑」付きで200円。価格の高騰、そろそろ頭打ちになってくれませんかね。

   
01. アオウミガメ
原型制作:松村しのぶ
バックのプレートの色合い変化。甲羅の線がはっきりしました。ウロコの塗りは今回のほうが気に入っています。
02. マイワシ
原型制作:山本聖士
胴体の模様が若干変更。バックの色合いも微妙に変化。
03. ウツボ
原型制作:松村しのぶ
左半身は目の周りの塗装が変化。黒目も若干小さい気がします。グラデーションの濃さも変わりました。
04. ミズクラゲ
原型制作:松村しのぶ
透明度が上がりました。バックの色が濃くなりました。外れやすい「かさ」と触手の部分は接着されています。
05. オオグソクムシ
原型制作:松村しのぶ
つやつやな腹側とちょっと赤みが強すぎる背中。これに関しては完全に初版のほうがよい。
06. フンボルトペンギン
原型制作:松村しのぶ
分割線がひどいですね。初期は分割がなかったのかうまく消してあるのか・・・。目はもう模様のように塗られています。初版は目があることを意識した塗装になっているのですが・・・。
07. バンドウイルカとリーダー
原型制作:松村しのぶ
最も分かりやすい違いですね。カバーのようなプラスチックが追加され、強度アップ。イルカの尾びれも分割が無くなり、改良されています。
08. ハナゴンドウ
原型制作:松村しのぶ
これはやってしまいましたね。とっても分かりやすい分割の追加。
体色は若干濃くなり、模様は背ビレが特に違っています。
シークレット
数の少なさ(それぞれ 1/101)や需要の低さからして、おをらく手に入ることはないでしょう。
ボトルキャップ
プリントされた文字も書体が変更されています。
これまでの図録シリーズにあわせた書体。
解説書
 
ベンダー/DP
DPバックのイセエビは「誘い1」のブックレットにもいましたね。
東山動植物園カプセルフィギュアと同じく、ベンダーにシークレットの存在が書いてある紙が貼られています。
江ノ水といえばこの図録の壁紙。まもなく図録がなくなってしまうので記録として残しておきましょう。
カプセル/カプセル帯
 
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