■概要
販売開始:2012年3月 価格:300円 造形企画制作:海洋堂 造形総指揮:松村しのぶ
2012年の京都水族館開業と同時に発売された限定カプセルフィギュア。
鴨川に棲むオオサンショウウオをはじめとした、京都にゆかりの深い生き物たちがラインナップされています。
■限定ガチャ
特定の水族館だけで入手できる海洋堂製ガチャは江ノ水、サンシャイン、本作、すみだとありますが、本作はそれらの中でも特に人気が高いタイトルとなっています。
■関連フィギュア
同年8月には同じく京都水族館限定の、ポリストーン製のオオサンショウウオが販売されました。
オオサンショウウオ (在来種) |
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原型制作:松村しのぶ スケール:1/12 鴨川上流を再現した京都水族館のオオサンショウウオ水槽は国内最大規模を誇り、京都水族館の目玉展示と言えましょう。 平面的な身体の作りですが、遊泳ポーズとすることで立体的な構図となっています。 |
表面のイボや体側のヒダなど、小さくてもぬかりない。 尻尾は白みがかっています。 |
オオサンショウウオフィギュアとくれば、必ず引き合いに出されるのは名作、週天(2002)のオオサンショウウオ。 サイズ感は今回の方が一回り小さめ。 |
同じく京都水族館限定で販売されたポリストーン製のもの。 またカプセルやショップで、海洋堂製フィギュアが売られる日が来るといいな。 |
オオサンショウウオ (交雑種) |
原型制作:松村しのぶ スケール:1/12 未入手のため展示品を掲載。 |
オオサンショウウオ 卵と幼生(通常色) |
原型制作:山本聖士 スケール:1/1 未入手のため展示品を掲載。 ラインナップのうち4/9がオオサンショウウオとなっています。 |
オオサンショウウオ 卵と幼生(色彩変異) |
原型制作:山本聖士 スケール:1/1 未入手のため展示品を掲載。 |
ナゴヤダルマガエル |
原型制作:菅谷 中 スケール:1/2 京都なのに名古屋?と思ってはいけない。 トノサマガエルと比較して短い後肢から「だるま」の名が付けられたそうです。 フィギュアは鼻先が緑色の個体。 |
オヤニラミ |
原型制作:松村しのぶ スケール:1/2 絶滅危惧種のオヤニラミですが、滋賀県などでは国内外来種として問題になっています。 なかなか複雑ですね。 |
フィギュアは子育て中のオス。 枝の裏には卵もあります。 |
ハモ |
原型制作:菅谷 中 スケール:1/12 ウナギの仲間であるが、ウナギと違い鋭い歯で噛みついてくるので注意。 海のない京都でハモ料理が名物となったのは、その生命力の強さにより鮮度が保たれたからなのだとか。 |
上あごの歯は中央に一列。 こんな生え方の生き物いるんですね。驚きました。 |
アカアマダイ |
原型制作:松本栄一郎 スケール:1/7 「タイ」とは付くけどタイ科ではなく「アマダイ」科。いわゆる「あやかり鯛」。 京都では「グジ」という名の高級魚として知られています。 地味な色の生き物が多い本作でよいアクセントになっていますね。 |
ゲンゴロウ |
原型制作:田熊勝夫 スケール:1.5倍サイズ 京都水族館の順路の終盤、「山紫水明」のコーナーにはゲンゴロウをはじめとした絶滅に瀕した小型の生き物たちが並びます。 尻に付けた気泡で水中でも呼吸ができるという、驚きの習性をフィギュアにしています。 |
後ろ脚は細かな毛が密集し、まるでオールのよう。 |
光を当てたときの、背中の反射の具合がリアル。 緻密な塗装設計のなせる業。 |
水中昆虫は「図録2」でタガメがラインナップされていました。 タガメも尻から呼吸することで有名。 はるか昔に海から上陸した昆虫たちですが、水中に戻るために多大な努力をしてきたことが見て取れます。 |
カプセル |
解説書 |