MIU深海生物フィギュアコレクション The Deep Sea Odyssey 1

■概要
販売開始:2001年4月 解説:松村しのぶ 解説書に原型師の表記はなし。
DyDo MIUに付属した深海生物シリーズ。今や市民権を得た深海生物ですが、まだ深海生物の知名度も低いこの時期にこのラインナップを展開する海洋堂はさすがです。

■ラインナップとアソート
通常版9種には彩色版と、暗所で発光する蓄光版がありました。蓄光版はクリア素材に蓄光版塗料が塗られています。混入率は1/10(当時の2ちゃん情報)と、意外にも良心的。
むしろこのレアリティにより蓄光版が人気だったとか。

■深海探査艇
もともとシークレットアイテムとして予定されていた深海探査艇は、諸事情により単品販売になりました。これに関しては(1)2001年2月に起こった日本の「えひめ丸」とアメリカ海軍の原子力潜水艦の衝突事故に配慮した、(2)しんかい6500に似すぎた、などの理由がウワサされました(後にマイナーチェンジ版がJAMSTECと公式コラボします)。
深海探査艇は通常版と同時期にホビーロビーで限定発売されたのち、全国のファミリーマートなどでも販売されたようです。価格は1個300円。

■続編
深海生物フィギュアコレクション2

■再販
新江ノ島水族館立体生物図録(2004)のおまけとして混入しました。

 
  
1. ホウライエソ
原型制作:松本栄一郎

身体の下部の発光器が特徴。口は大きく開く。
2. チョウチンアンコウ
原型制作:松村しのぶ

背びれの変化した触手の先を発光させてエサを捕らえる。
3. フクロウナギ
原型制作:菅谷中

口をネットのように広げて小さな魚を捕らえる。
4. コウモリダコ
原型制作:田熊勝夫

「タコ」といいつつ腕は10本。タコとイカの共通の先祖に近い生物と考えられる。
5. センジュナマコ
原型制作:山本聖士

口の触手を使って泥の中の有機物を食べる。
6. オウムガイ
原型制作:木下隆志

水族館でよく見かけます。肉食で、触手を使って食べる。
7. ミツクリザメ
原型制作:山本聖士

長い鼻先にたくさんの感覚器官を持つ。顎を突出させてエサを食べる。
8. オニキンメ
原型制作:菅谷中

キンメダイの仲間だが顔が怖い。口は閉じられない。
9. ザラビクニン
原型制作:田熊勝夫

逆立ちしたような姿で砂泥の中の獲物を食べる。
解説書
 
深海探査艇パッケージ
 
深海探査艇(赤)
原型制作:若島あさひ

書いてはいませんが「しんかい6500」がモデル。ちなみに後にこの原型を元にしんかい6500のフィギュアが製作されます。
深海探査艇(緑)
 
深海探査艇(紫)
 
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