千葉県立美術館特別展
「立体造形の現在・過去・未来-THE フィギュア IN チバ-」

開催期間:2017年7月22日~9月24日
開催場所:千葉県立美術館
立体造形の歴史を追う展示会でしたが、ほとんどが【現在】部分の海洋堂のフィギュアでした。過去は土偶や埴輪、未来は最新アニメの等身大フィギュアやヴァーチャルアイドルのライブを展示。
ネイチャーフィギュア的な今回の見所は、
1. フィギュアが出来るまで
2. 日本の動物シリーズを使った日本地図
の2点。そちらを中心にレポートしましょう。

よーく見ると「フィギュアINチバ」が見えますね。
海洋堂の年表。「DINOLANDシリーズはあまり売れなかった」らしいです・・・。
「フィギュアみやげ」全シリーズ展示。まさかここまで大きくなるとは思いませんでしたね。バラエティ性は物産展シリーズを超えています。
キャラクターモノが並ぶ中に松村氏の初号機。かっこいいなぁ。
ネイチャーフィギュア的注目ポイントその1
「フィギュアができるまで」
カプセルQミュージアム日本の動物IVを題材に、フィギュアが出来るまでを紹介。なかなか見られる機会が無いので貴重。
よく見るガレージキットの複製方法と同じ方法ですね。欲を言えば松村氏のラフ画とかもあったらよかった。カプセルQの原型って製品版と同じサイズで作られてるのかな?
さらに欲を言えば中華工場での量産の様子も見たかったのですが、普段みられないテストショットが見られたので満足。
ずらっと並べられた限定フィギュアたち。
ネイチャーフィギュア的注目ポイントその2
「チョコエッグ・チョコQ・カプセルQ全国制覇の軌跡」

週天もあるやんという突っ込みはさておき、圧巻の出来。これまでに「日本の」動物にこだわり続けてきた海洋堂にしか出来ない展示です。
九州 中国地方
四国  
近畿 琵琶湖
中部 関東
東北  
太平洋  
小笠諸島 伊豆諸島
北海道  
対馬 南西諸島
南西諸島の生き物は松村氏のお気に入りだけあって、たくさんありますね。リュウキュウヤマガメだけで4種類。


これはあの弾・・・、と思いながら見るのも面白いのですが、弾を超えて生息地で集まっているのは楽しいですね。
しかし相変わらずハブられてるわがままな天然列島。

さて、日本の動物シリーズは今後どうなるのでしょうか。
 
お決まりの原型師別コーナー、松村しのぶ。

ネイチャーテイルズが3種類もそろっています。
コエロフィシス、オオサイチョウ、リュウキュウヤマガメとセマルハコガメは初めて見ました。
 
ジオラマもいくつか。
「センムの部屋」のしんかい6500を使ったジオラマ。ダイオウイカはフルスクラッチかな。
ガチャはこんな感じ。

以上、フィギュアINチバでした。まさか県立美術館で展示をするとは、恐るべし海洋堂。
   
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