海洋堂 miniQ 河鍋暁斎 画鬼盆景

■概要
販売開始:2020年10月 価格:590円(税別) 販売元:ユニオンクリエイティブ
造形企画制作:海洋堂 原型制作:香川雅彦
公式サイト:製品ページ公式レビュー製品ページ(ユニオンクリエイティブ)

■河鍋暁斎とは
江戸時代から明治時代にかけて活躍した天才絵師、河鍋暁斎(かわなべ きょうさい)。暁斎はあらゆるジャンルの絵を残しており、「日本画って難しそう・・・」と思いがちな我々一般人にも分かりやすい、コミカルなテーマの絵も数多く描いています。
そのため、最近はいたるところで特別展が催され、知名度はますます上昇中。そしてその波が今回、フィギュア界にも到達しました。

■フィギュアのテーマ
タイトルの「画鬼盆景(がきぼんけい)」とは、暁斎の通称である「画鬼(がき)」、盆の上に草木や石を並べて鑑賞する「盆景」を組み合わせた造語となっています。
というわけで文字通り「盆の上に乗った暁斎の作品」という意味です。

■MINIATURE JAPONISME
電撃ホビーの記事に掲載されている広告画像を見ると、「歌川国芳の金魚づくし「酒のざしき」」とともにMINIATURE JAPONISMEというテーマがあったようですが、製品版には反映されていません。

■仕様
タイトルのとおりフィギュアは盆に乗っています。この盆はフィギュアが映るほどピカピカの鏡面仕上げのようになっており、なかなか高級感があります。
いつものような固定用の凹凸がないのは、台座とか土台ではなく、「盆」だからなんでしょうね。

鳥獣戯画 猫又
出展:鳥獣戯画 猫又と狸

ふわっと揺れるちゃんちゃんこの袖で躍動感を表現しています。カラフルな目の塗装も良くできていますね。
猫又なので尻尾が割れています。
美人観蛙戯図
出展:美人観蛙戯図

元になった絵では、相撲をとる2匹のカエルを他のカエルたちがはやし立て、それを見る美人・・・という構図ですが、フィギュアでは2匹のみとなっています。
カエルが少ないせいか、あんまりカエルを見つめてる感が無いのが残念。
蛙図
出展:美人観蛙戯図

相撲を観戦するカエルのうちの2匹を抜粋。
手前のカエルは拍手してるのかと思ったら腕組みでした。
そしてこれ、背中の模様が足りないエラー品だ・・・。
鳥獣戯画 狸
出展:鳥獣戯画 猫又と狸

タヌキが変身するときに必要なアイテムと言えば葉っぱ、というイメージですが、このタヌキはつる状の植物を頭に乗せています。
お腹のケモノらしいふわふわ感がよく出ています。
髑髏と蜥蜴
出展:風俗鳥獣戯画譜

ガイコツから這い出てくるトカゲ。アオカナヘビでしょうか。
現代でもペット用にガイコツ風隠れ家が売っているあたり、生き物好きのセンスは変わっていないのでしょうね。
パッケージ
 
BOXパッケージ
1BOXでそろいました(髑髏と蜥蜴がダブり)。
1BOXでコンプ確定なら今後も楽ですね。
ワンフェスでの展示
上からWF2019冬、WF2019夏、WF2020冬。
途中まで原型師の名前間違っているんですよね・・・。
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