THE ROYAL MUSEUM OF SCIENCE
王立科学博物館 第二展示場【黒のフロンティア】

ラインナップ
01. 新世界
   第3号宇宙コロニー
02. 久遠
   ボイジャー深宇宙探査機
03. 星都
   発射準備中のソユーズロケット
04. 孤島
   ミール宇宙ステーション
05. 遊星
   火星儀&マルス探査機
06. 異形
   火星生命
07. 銀河
   クリスタルガラスに封入された銀河
00. 侵略
   火星人

■概要
販売開始時期:2004年7月 価格:300円 総監督:岡田斗司夫 造形企画制作:海洋堂
発売者:タカラ 販売者:ドリームズ・カム・トゥルー
「スターテイルズ」シリーズ第2弾は、「黒」と「白」の二つの展示場に分けられました。
こちらの【黒のフロンティア】は文字通りフロンティア(=未開の地)を目指す人々の足跡や、それに対する憧れに関するものを立体化しています。

第一展示場がNASA関連の機体が多かった一方、黒のフロンティアはソ連の機体が多くラインナップされています。また、実在した機体だけでなく、フィクションに出てくる宇宙コロニーや異星人をラインナップしている点もポイント。07.銀河は白と黒で共通ですが、解説書の一部が違っているようです(シークレットの白と黒における差異は未確認)。
前弾:第一展示場【月とその彼方】 同時発売:第二展示場【白のパイオニア】
最新作:宇宙への挑戦

 
01. 新世界 第3号宇宙コロニー
原型制作:木下隆志

1969年にジェラード・K・オニール博士が立案し、70年代に広く知られるようになった宇宙空間の居住地。月に到達した人類は宇宙に住むことに興味を持ち始めました。
フィギュアは博士の著書「ハイ・フロンティア」に出てくる「ISLAND 3」と呼ばれるもの。真ん中の円柱の内壁に人々は住み、コロニーを取り囲む多数の円筒は農業プラントとなっている。
02. 久遠 ボイジャー深宇宙探査機
原型制作:真鍋正一

1977年にNASAによって打ち上げられた探査機。その目的は木・土・天・海といった太陽系の外惑星の観測、および太陽系外の探索である。ボイジャー計画では2機の探査機が打ち上げられ、どちらも原子力電池により現在も稼働中である。
フィギュアは1号であるが、2号との違いは不明。長く、ねじれた磁力計や、地球外生命体に向けたゴールデンレコードなど細部までこだわって立体化。
03. 星都 発射準備中のソユーズロケット
原型制作:米良健一郎

1966年にソ連で開発され、現在まで使用されている。その安価性から世界で最も頻繁に打ち上げられている。ソユーズを発射するカザフスタンのバイコヌール宇宙基地はアメリカのケネディ宇宙センターと並ぶ"星の都"。
フィギュアは1998年、バイコヌールにて打ち上げ準備が完了した場面。
04. 孤島 ミール宇宙ステーション
原型制作:松本栄一郎

1989年にソ連によって打ち上げられた宇宙ステーション。ソ連は月への競争に敗れたものの、人類を宇宙で長期滞在させることに重きを置いた。増築を繰り返し巨大となったミール。ソ連崩壊後はアメリカの協力もあって運用を続けていたが、老朽化によって2001年に運用を終了。このときの経験は国際宇宙ステーションにつながっていく。
増築を繰り返して複雑な構造になった様子がフィギュアからよくわかる。
05. 遊星 火星儀&マルス探査機
原型制作:松本栄一郎

1960年代から1970年代までソ連による火星探査プログラムで打ち上げられた探査機のひとつがこのマルス3号(1971)。傘のような部分には着陸船が収納されており、初めて火星への軟着陸を成功させたが、映像信号を送信し始めてから14.5秒で通信が途絶えてしまった。
フィギュアは火星儀とともに火星へ向かうマルス3号を表現。
06. 異形 火星生命
原型制作:松本栄一郎

1898年に"SFの父"のひとりであるH.G.ウェルズによって書かれた「宇宙戦争」では地球と火星の戦争を描いた。まだ人類が宇宙に衛星を打ち上げたり月に到達する前の19世紀後半には、そんな未開の地(フロンティア)である宇宙への憧れや恐れから真剣にこのような異形のものを考え議論していた。
07. 銀河 クリスタルガラスに封入された銀河
我々が住む地球は太陽系に属し、太陽系は銀河系の中心から約28,000光年位置する。銀河の中心はブラックホールになっていると考えられる。銀河系を外部から観測することは出来ず、このクリスタルで表現された銀河は内部からの観測によって予測されたもの。いつか外から観測できる日は来るのであろうか。
00. 侵略 火星人
原型制作:松本栄一郎

06. 異形のカラバリ。本誌の一部が変わっていますが、あとはほとんど同じ。白のパイオニアも同じシークレットでした。
パッケージ
ミール宇宙ステーションを使用したクールなデザイン。
10個入りパッケージ
底面にも側面同様に地球表面がプリントされていました。
解説書 表/裏
第1弾同様、充実した「本誌」
inserted by FC2 system