奇譚クラブ ネイチャーテクニカラー 海遊館ミュージアム

■概要
販売開始:2009年8月 価格:300円 
監修:海遊館 原型製作:KOW 企画総指揮:佐藤純也
販売元:海遊館 発売元:株式会社藤二誠 企画:奇譚クラブ
大阪の「海遊館」で販売されたタイトル。
ネイチャーテクニカラー発足前に販売していたもの8種類に4種類を加えた全12種類が、台座シリーズとしてリリースされました。
■ラインナップ
海遊館のテーマは環太平洋造山帯(リング・オブ・ファイア)と環太平洋生命帯(リング・オブ・ライフ)。
館内のテーマ別水槽は、実際の太平洋の地理的な位置に相当するように設計されています。
本作のラインナップは各水槽(エリア)からまんべんなく選出されているようです。
■合体
ジンベエザメ、オニイトマキエイ、メガネモチノウオを組み合わせることで「太平洋大水槽」、アカウミガメとアオウミガメを組み合わせることで「クック海峡」とすることができます。
■アソート
実際に現地で回した感触とオークションの相場から、どうやらオオサンショウウオ、ジンベエザメ、タカアシガニがレア枠のようです。
2回行って合計20回くらい回すもコンプできず、オークションやトレードを駆使し、2年がかりでコンプしました。
■次回作
屋久島のうみがめ

     
01. オオサンショウウオ
今回は海遊館で撮影した実際のいきものとともに、フィギュアをご紹介。
海遊館の順路は、日本を出発して、ぐるりと時計回りに環太平洋造山帯をたどるような道順となっています。

最初は「日本の森」よりオオサンショウウオ。
日本を象徴する、世界最大の両生類。
フィギュアは腹を浮かせ、岩との接点が少なくすることで水中を表現していますね。 
台座シリーズとしては小柄。
もともと台座無しの「海遊館ミュージアム(初版)」にラインナップされていたものを、そのまま台座に乗せているため。

どちらかというと「原色図鑑シリーズ」に近いサイズ感になっているような気がします。
 
海遊館ミュージアム(初版)」(右)と比較。
今回のほうが暗め?
02. コツメカワウソ
日本の森からもうひと枠、コツメカワウソ。

かつて日本にもカワウソがいたという事実を伝えつつ、絶滅に瀕するコツメカワウソたちの現状を伝えます。
本作作りおろしのひとつ。
透明感のある水面の塗装が何気によくできています。   
03. ラッコ
日本を出て北東へ。
北太平洋のアリューシャン列島(アラスカ)へやってきました。
栄養分が豊富な冷たい海には、多くの生き物が棲み、「アラスカ海洋国立野生生物保護区」として保護されています。

その中から、ラッコがラインナップ。
こちらも初版からの続投。
水面パーツにを流木パーツに組み合わせることで、海をただようラッコを表現しています。 
こちらも初版からの続投ですが、支持棒を使わないスタイルはネイチャーテクニカラー発足前から確立されていたようです。
04. ゴマフアザラシ
アラスカから大陸沿いに南へ。
モンタレー湾(カリフォルニア州)へ到達。
栄養分が豊かな海にはジャイアントケルプと呼ばれる巨大な海藻の森があり、多くの生き物たちが棲んでいます。
このエリアからは、アザラシがラインナップ。
ゴロンと寝そべったゴマフアザラシ。
哺乳類のフィギュアは、身体の大きさに対して顔が小さくなってしまいます。
それでもこのフィギュアの顔の塗装は非常に丁寧です。  
 
海遊館ミュージアム(初版)」(右)と比較。
本体と土台を固定できるようになりました。
05. オウサマペンギン、ジェンツーペンギン
展示エリアとしては、このあと「パナマ湾」や「エクアドル熱帯雨林」がありますが、フィギュアのラインナップとしてはスキップ。
一気に南下して南極大陸へ到達。 
このエリアにはオウサマペンギン、ジェンツーペンギン、アデリーペンギンがいます。
その中からオウサマペンギンとジェンツーペンギンをフィギュア化。

ジェンツーペンギンをあえて小さく作ることで、奥行きを表現しているとおもわれます。
オウサマペンギンは眠るとき、羽毛の映えていないクチバシが冷えないように、脇に挟むそうです。
 
海遊館ミュージアム(初版)」(右)と比較。
目立った違いは見られません。
06. カマイルカ
南極から少し北上し、ニュージーランドとオーストラリアの間のタスマン海へ。
ここではカマイルカが飼育されています。  
特徴的な体色ですが、丁寧に塗り分けられています。 
 
ページ2へ続く
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