■概要
販売開始:2014年3月 価格:300円 造形企画製作:海洋堂 製作総指揮:松村しのぶ
販売者:ニュートラルコーポレーション
「図録」シリーズの新作と思いきやおなじみのボトルキャップがない上、「図録」の文字はどこにもありません。引き続き「カプセルアクアリウム」の記載はあるので、以降はカプセルアクアリウムシリーズとして販売するのかなと思いきや、翌年発売された「日本の水族館」にはその記載がなく、この弾がカプセルアクアリウムシリーズ最後の弾となりました。ボトルキャップはありませんが、「水族館にいる生き物」という縛りが無くなったのでおもしろい生き物もラインナップ。
1.デメニギス |
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原型制作:松本栄一郎 スケール:1/3 コックピットのような透明な頭部が衝撃的。緑色の眼球で獲物を探す。 ウロコの造形も丁寧です。 |
2.シーラカンス |
原型制作:松本栄一郎 スケール:1/25 おなじみの生きた化石。MIU深海生物2(松本氏)やポリストーン版アクアテイルズ(山本氏)と比べてもよく出来ています。 眼球がかっこいい。 |
3.フウセンウナギ |
原型制作:木下隆志 スケール:1/10 大きな頭部の大きな顎を開いて獲物を捕食する。「風船ウナギ」は11種の仲間の総称。 MIU深海生物(菅谷氏)にもいました。口内の塗装など、今回のほうがクオリティは高いです。しかし10年以上前からコイツをラインナップに加えていた海洋堂はさすが。 |
4.ウロコフネタマガイ(白) |
原型制作:寺岡邦明 スケール:1/2 |
5.ウロコフネタマガイ(黒) |
原型制作:寺岡邦明 スケール:1/2 別名:スケーリーフット。1999年、インド洋の熱水噴出地域で発見された。噴出域の水は硫化物と金属の濃度が高いため、これをウロコに取り込む。白い個体は鉄分を帯びていないようです。 殻の部分の塗装が少し単調。ウロコの塗装もちょっと雑かな。 |
6.ダイオウグソクムシ |
原型制作:田熊勝夫 スケール:1/8 深海のダンゴムシ。日本に住むオオグソクムシよりもかなりデカイ。 造形はよく出来ているのに明らかに塗装が雑な点が残念。江ノ水図録のオオグソクムシ(松村氏)と比べても明らか。 |
7.ダイオウイカ |
原型制作:山本聖士 スケール:1/10 最大サイズは17.5mの記録もある巨大イカ。スケールあってるのかな。 日本の動物III(松村氏)のものより赤みの強い体色。よく出来ていると思います。 |
解説書 |
今回は個別解説書ではなく、初期のカプセルQミュージアムで見られたサイズの共通の解説書。 |
カプセル帯 |
これまでの図録シリーズの帯の特徴的な波模様は無くなり、「図録」の文字はありません。 |
DP/ベンダー |
発売直後のアクアトトで撮影。壮観ですね。 |