【カプセルQミュージアム 恐竜発掘記9 最大最強肉食恐竜編 Sculpture of The largest & strongest Carnivore Dinosaur】
■概要
販売開始:2020年10月 販売元:海洋堂 価格:400円 造形総指揮:松村しのぶ
公式サイト:製品ページ公式レビュー 
最近は年1回リリースされる発掘記。いつもだったらワンフェスで新作が公開されるところですが、2020年夏はワンフェスがありませんでした。そのため、本作は問屋向け広告及び公式サイトにて7月に情報解禁され、予定通り発売されました。

■ラインナップ
タイトルどおり大型獣脚類で構成されたラインナップですが、新説が発表されたスピノサウルスのために組まれたラインナップといえましょう。
5月に発表された新説を元に、早くも10月に製品としてリリース。海洋堂ならやってくれると信じてました。

■次回作のまえに・・・
12月にF-Toysから「恐竜マスター」が発売恐竜発掘記6の台座の仕様を変更したもののようです。
発掘記7発掘記8はminiQ(ガチャではないブラインドボックス)として発売しましたが、miniQ未発売の6がまさかF-toysから発売されるとは意外な展開です。久しぶりにスーパーの食玩売り場に海洋堂の恐竜が並ぶのはうれしいですね。
次は新規造形でお願いします。

■次回作
恐竜発掘記10 最強ハンター列伝

ティラノサウルス
原型制作:松村しのぶ

今回もラインナップされたティラノサウルス。2年連続で松村さんの新作ティラノが見えるとは。
またティラノかよ!とお思いの方もいるかもしれませんが、まぁ落ち着きなさい。
僕は松村さんのティラノには2タイプあると思っています。

ひとつがあんまりトゲトゲしていないタイプ。チョコラザウルス1弾とか、DINOLAND100mm恐竜シリーズみたいなやつですね。
そしてもうひとつが、首~尻尾がトゲトゲしてるタイプ。DINOLANDのソフビはそっち。

シリーズ2連続でティラノと言えども、前回はトゲトゲタイプ、今回はトゲトゲして無いタイプという違いがあるのだ。

片足立ちフィギュアは経年劣化による傾きが気になるところですが、素材がしっかりとしているのでしばらくは大丈夫そうです。

今回は工数の少ない落ち着いたカラーとなっております。
アロサウルス
原型制作:松本栄一郎

ティラノサウルスとアロサウルスが同じラインナップに並ぶというのはなかなかアツい。
チョコラザウルスのメインの恐竜は1弾は白亜紀、2弾はジュラ紀というテーマでしたから。

造形・塗装ともに今回で一番気に入っています。特徴といえるツノはペイントで強調されていてカッコいい。
首~腹の模様もいい感じです。

DINOTALESのアロサウルスはしゅっとした印象がありましたが、本作のタイトルに合わせるためか、がっしりとした印象。
造形は今回のための新規作りおろしだと思われます。
スピノサウルス
原型制作:SHINZEN

恐竜博2016で衝撃の新復元が公開されたスピノサウルスですが、2020年5月には水棲に特化した尻尾が新説として発表されました。
そして早速フィギュアにも反映されたのがこちら。
恐竜博2016公式ガチャを改修したものですが、尻尾だけでなく背中の帆やポージングなども手が加えられており、ほとんど新規造形といっても良いでしょう。

目立つ黄色の模様もナカナカよいですが、トサカとトゲのオレンジが良いアクセントになっています。
海洋堂が出す前にやらねば!とC.C.ザウルスのスピノを改修しました
この2つを並べたかったのですよ。
アクロカントサウルス骨格
原型制作:松本栄一郎

ただの過去作のポーズ変え版と思うことなかれ。
製造技術の向上により解像度が上がっているため、ミニチュア骨格フィギュアとしては最高峰の出来といっても良いでしょう。雑な塗装を除けば・・・。
inserted by FC2 system