DINOLAND DINOSAURUS MODEL KIT SERIES
1/35 スケールソフトビニールキット ティラノサウルス

■概要
スケール:1/35 原型制作:松村しのぶ 
ソフビキット版 販売開始:1990年 価格:1940円

DINOLANDシリーズ最初期に販売されたキットのひとつ。
目の肥えた松村オタクからすると、「なんかいつもの松村モデルと違う・・・?」と感じるかもしれません。
これに関してはHJ連載「WILD RUSH」第61回('95年4月号)にて、「今みるとかなりキツイものがありますが、当時、一般的にほとんど意識されることのなかったティラノの頭骨の特徴を再現しようと試みた、数少ないモデルだと自負しています」と松村さんが振り返りのコメントをしています。

つまり、現代の我々が普通に持つ「ティラノ像」が構築される前に、当時の限られた情報から松村さんによって造形されたもの、ということですね。

■もうひとつの「1/35ティラノサウルス」
その後「最新の学説を反映した版」として、再度1/35ティラノサウルスがDINOLANDに登場します。1/35スケールが2種類存在するのにはそんな背景があるのだ。

■2020年再販
価格:3,000円
ワンフェス2020冬トリケラトプスとともに再販されました。

完成:2020年10月
ワンフェス2020冬に入手したものを完成させたもの。
当時の復元、とはいえかっこいい。
このキット、歯がイマイチなんですよね。塗装でごまかしています。
確かに頭の雰囲気が我々がよく知るティラノとちょっと違う。
これはホビー館四万十で展示されていたもの。なんか倒れそうだな・・・。
以下、パーツチェックと製作記。
購入したのはワンフェス2020冬
再販版のパッケージは、当時のパッケージの表紙のカラーコピーが貼り付けられています。
全8パーツ。金型は当時と同じものらしいので、パーツの構成も同じのはず。
上あごは入れ歯方式。これ以降のキットでは上あごと下あごで分割されます。
松村さんのティラノキットの背中にはトゲがよくありますが、これにはありません。
このソフビ、えらいふにゃふにゃなんですよね。
いつもどおり煮ます。
今回は補強のため、レジンを買ってきました。
頭部と両脚、尻尾にはレジンを完全に充填。
胴体は完全に充填すると重くなってしまうので、コーティングするイメージでうっすら固めてあります。
これで強度に問題はなし。
全体のレジンのバランスで、惜しくも自立しませんでしたが、まぁいいでしょう。
あとはいつもどおりの塗装。
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