【海洋堂 REVOGEO 全地球立体生物目録[リボジオ] RG007 ギラファノコギリクワガタ】
■概要
発売日:2021年10月29日 価格:8,800円 
製作総指揮:松村しのぶ 原型制作:木下隆志
公式サイト:コチラ
かつて「自然史モデルコレクション」のガレージキットとして発売されたギラファが、REVOGEOになって復刻。量産品としては初の海洋堂製外産クワガタフィギュアとなります(ガレージキットとしても先述のものしかないですが)。

■扱いやすさ
脚が落ちやすくてイラつく、というのが「昆虫フィギュアあるある」。
しかし、本作では通常のリボルテックの仕様と異なり、脚と本体を接続するジョイントが抜けないようになっています(取説にも記載あり)。これにより、ストレスなくガシガシ可動できるのは好印象。
また、翅収納⇔翅展開も簡単に変えられる(後述)のも良い。
公式サイトではそういう点をもっとアピールすべきだと思います。

■カラバリ
RG008としてホワイトアイ仕様も同時リリース(直営店限定)。これまでのカラバリで一番地味なマイナーチェンジとなります。正直、両方買おうとはならない・・・。
構造上難しいかもしれませんが、他社フィギュアメーカーのように「公式通販で買うと限定付け替えパーツ付属」とかだとうれしいっす。

■2021年のリボジオ事情
4月に予定通りタガメがリリースされた後、オオスズメバチが9月再販(タガメの売れ行き次第で再販とウェブワンフェスで言っていたが、実際はリリース前にアナウンスされた)、ギラファが8月発売とアナウンスされました。
生産ラインフル稼働だなぁなんて思っていましたが、脱炭素推進を進める中国の計画停電の影響により、ギラファの発売は10月末となりました(スズメバチは予定通り再販されたため、先に生産されていたようだ)。
次回作は22年2月のクロオオアリ。はたして予定通りリリースできるのか。

■本体
東南アジアに棲む世界最大のクワガタ。実物と同じく、光沢のある黒で仕上げられています。
当然、脚は立体的なつくりとなっています。
完全な黒ではなく、光が当たると若干 褐色が見える絶妙な塗装。ナスみたいです。
脚は付け根のリボジョイント、関節はヒンジになっています。
跗節(ふせつ)は取り外せるようですが、特に外す必要はないです。

また、頭の可動は普通の球体ジョイントでは実現が出来ないため、こだわりの仕組みとなっているとのこと。
大アゴは左右が連携して開閉します。どういう仕組みなんだ・・・。
ベースパーツを差し込む穴は、普段はカバーで隠す仕様になっており、こだわりを感じる。
飛翔姿への変更は、背中側の腹部パーツをまるごと取りかえるとできます。
ワンステップで行けるのはうれしい。
腹部はグラデーションのかかった塗装。
翅の裏側も塗装されています。ぬかりない。

付属ベースはタガメと同じく、ショートアームやマグネットベースも付属します。
■パッケージ
 
■旧キットと比較
サイズはほとんど同じ。大アゴの先端のカーブが緩やかになっています。
キット版でなめらかになっていた各部のエッジはよりシャープに。
ツメの間の毛のような部分も今回追加されています(感覚器官の機能があるようです)。
旧キットはHobby Japan '92年1月号 真・世界動物誌 「採れたて特急便」No.1に掲載。
■リリース前
ワンフェス2019冬で初めてお披露目されました。
ギラファの発売をもって、このとき発表されたものはすべてリリースされたことになります。
ワンフェス2019夏ではオオスズメバチの次として、3Dデータのみ発表。
実際はタガメが先に出ました。
ワンフェス2021冬ではタガメの紹介の次に、試作品を公開。
このときはまだ、腹部パーツの取り外しは考慮されていませんでした。
■リボジオの昆虫たち
リボジオセカンドシーズン(と勝手に呼んでいる)は昆虫が続きます。
実質昆虫シリーズ。
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